STUDY JUICE ~5minitus hacks~

コスパよく学びたい人のための学びのジュースみたいなブログ

1万時間でプロになれるのか?『天才!成功する人々の法則』が示す驚きの結果

1万時間でプロになれるのか?

1万時間の努力で100人に一人の逸材となる。

プロの定義とは,色々あるが、その道でお金を稼ぐことができる力を持っている人のことをここでは指す。では、プロになるにはどうすればいいか?という答えには、プロになるには,その道に1万時間費やす必要がある、というのはが通説である。これは色々な書籍で述べられている。この1万時間でプロになることを、最初に提唱したのは,マルコム・グラッドウェル『天才!成功する人々の法則』でだ。この1万時間というのは,決してキリの良い数字を選んだでたらめな数字ではなく,妥当な数字のように思える。1万時間は一日8時間,200日働いた人が6年で到達する領域だ。6年同じ仕事をすれば、後輩や同僚もプロとして通用するレベルになっていた経験が皆様にもあるのではないか。こう言った身近な例と照らし合わせしても、間違っていない数字のようだ。

 

20代の貯金で生きられるほど甘くなくなった世の中

一昔前のビジネスパーソンは,20代に学んだスキルで,30代,40代を生きろ!といっていたが,要は20代で100人に一人のプロになったら,それで飯を食っていけという教えだと理解している。しかし今やそんな時代ではない。会社や仕事の寿命が我々のビジネスパーソン寿命より短くなっている昨今。

20代で学んだことだけで生きられる時代は終わった。

30代でも学び,40代でも学び,希少価値を高め続ける必要がある。

40代になったら物覚えも悪くなるなどと寝言を言っていてはいけない。

科学的に,集中力は43歳がピーク。新しい情報を学び理解する能力は50歳がピークというデータがある。20代で衰えるのは総合的な情報処理能力,記憶力だけ。

個人的は20代のころよりも35歳の今の方がずっと頭はクリアだ。過去は少しかすみがかるような時間も多く,難しいことを考え続けることが難しい時期もあったが,今は考える体力も20代と比べて身について生きたと思う。

机にかじりつく力的なものだ。

この机にかじりつく力。

受験勉強で毎日10時間以上,勉強したことも大きいが,社会人になって徹夜や評価レポートを仕上げした日々の効果が大きいと思う。

なんとかやり遂げるための体力,腕力は,なんとかやり遂げないとつかないと聞く。

過酷な状況が人を成長させる。

眠たい目をこすりながら,頭をかくんかくんさせながら,必死で考えをまとめやり切ったレポート群のおかげで仕事とはあそこまで無理をしてでも終わらせるものだという基礎体力,腕力がついたと感じる。

変化のスピードが激変する社会で先人の教えの意味を問う

先ほどの例もあるが,先輩社員という一種の価値がどんどん薄味になっていると感じる。

デジタル機器に学生時代から慣れ親しんできた世代と,30代からパソコンを触り始めた世代で操作力の差は大きい。

ショートカットコマンドひとつとっても上の世代はあまり知らない。

よく私がパソコンを使用していると自分の体みたいに使うね。と言ってくる人もいる。

自慢したいわけではなく,何が言いたいかというと,上の世代と若い世代の労働環境は全く異なっている。なので上の世代が経験したことはあまり価値がなくなってきており,結果,上の世代にお荷物的存在が増えてくる。

しかしながら過去は年齢を重ねるほどに能力が高くなる,仕事ができるようになるという時代があった。なので年上にお金を多く払っていたが,今はそんな時代ではなくなりつつある。若い世代の方が仕事が早い。能力が高い。

これからの変化の時代に合わせて,いろんなスキルを身に着ける。

そのマインドセットを持っている。

 

過去の時代に生きて,その世代のマインドセットを引きずっているようではまずい。

20代で社会人の明暗が決まるような考えはもう古い。

そういった仕事スタイルを後輩にしたり顔で語るなどあってはならない。

 

しかしこれは30代が40代になったときも同じだ。

自分は今はまだ若い世代だが、いずれ上の世代になる。そのときにも若い世代に負けずに馬鹿にされないように,抗い続けることが必要だ。

負荷なくして成長なし。

 

自分もいずれ年長者となったとき,どのような心で仕事をしているか。

上は向いていたいと思う。 

 

 

 

 

 

もしもに備えて,副業のススメ

今週のお題「もしもの備え」

 

副業のススメ

現代社会で肩書が一つしかないというリスク。

もしもの備え。

もしもXXXだったらで備える内容は変わる。

今回の場合は仕事がなくなる,またはうまくいかなくなったらの話。

 

コロナ禍で変わり続ける社会と副業

同時代に副業が解禁された偶然

コロナ禍で不況に陥った業界,やり方を変え最悪を脱した企業など,明暗は分かれている。私の会社も業績は悪くないが,残業規制等で個人しては収入が激減した。ボーナスの貯金を切り崩して生活するような日々だ。そんななかで思うのが,副業の存在。

私の会社でも副業が最近解禁となった。

世間的には2018年が,副業解禁の副業元年と呼ばれるらしい。

理由は,2018年にモデル就業規則が改定になったためだ。

改定により,

”許可なくほかの会社等の業務に従事しないこと”

とあった就業規則が,

”労働者が勤務時間外において、ほかの会社等の業務に従事することができる”に

書き変わった。

 

副業が解禁されている企業であれば,即座に副業を始めるべきというのが答えだろう。これからの時代,副業をしないことは,リスクが大きすぎる。理由は,社会の変化するスピードが速くどんな企業が生き残れるのか予想することが困難だからだ。一つの仕事がうまくいかないときも,もう一つの副業がうまくいっていればなんとかなる。さらに,副業はスキルアップの機会に繋がる。

 

藤原和博の食える1%になれる方法に学ぶスライド意識

100人に一人の技を複数個持つ。

株の投資などによる収入もよいが,個人的には自分自身を成長させ価値を高めて収入を得たい。個人の金を稼ぐスキルというのは目減りしない。簡単にとって代えられないものになるからだ。二足のわらじならぬ,三足,四足のわらじをはいたものが勝つ、または生き残る時代になっている。これは,『藤原和博の食える1%になれる方法』の自分をスライドさせることと同じだ。

ちなみに、『藤原和博の食える1%になれる方法』を取り上げ、納得解について書いた記事は下記リンクよりお読みいただけます。

the-ark.hatenablog.jp

 

 

スライドさせるとは,副業を通じて,スキルアップし,100人に一人の人材になる。これを継続して違う分野でも行う。そしてどんどん100人に一人の分野を複数個作っていき,自分の価値を100倍ずつ高めていく。そして1万に一人,100万人に一人の存在になるというものだ。もしもに備えて我々がすべきは,そう価値を高めることにある。価値が高い人は,収入に困る確率が減る。そして副業はリスクを分散する。副業をやらない理由が見つからない。

 

学習の転移

100人に一人を拡大することで副次的に生まれる効果

さらに,最近,この副業をした方がさらによさそうな別の理由も見つけた。

学習の転移と呼ばれる現象だ。要は,ある学習が他の学習を助けるというものだ。

具体的を挙げると,ピアノを学んだことのある人は,学んだことのない人に比べて,ピアノ以外の楽器も比較的容易に習得ができるといった現象を指す。

 

乃木坂生田絵梨花さんの多才っぷり

乃木坂の生田絵梨花さんが,専攻のピアノだけでなく三線やバイオリン,ギターを短期間で習得した理由はこの学習の転移なのだろう。

こういった転移を利用していけば,1万時間かかる100人に一人になる時間も短時間化できるようになるだろう。短時間化すれば,価値を高めるために必要な時間が減る。短時間で希少価値の高い人間になれる。

たまにはたから見ると考えられないスピードで成長し,色んなことができるようになっている人がいるが,こういった転移を利用している例だろう。

 

もしもに備えて,我々にできる最善は,何より今すぐに準備を始めることである。

 

スポンサーリンク

 

 

 

教科書のアップデート!本から電子教材へとなることで生まれるもの。

教科書をアップデートせよ!

 techcampのまこなり社長とホリエモンの対談動画を見ていて、教科書を電子教材にして常にアップデートしてきたという話があり,膝を叩いてとても共感したのでブログに書く。

 

techcamp(テックキャンプ)とまこなり社長

エンジニアを育成するプログラミングスクール

まず,techcampについて説明したい。

techcampというのは、最短3ヶ月で就職できるエンジニアを育成するプログラミングスクールだ。色々なスクールがある中で,techcampの強みを一言で説明すると,ライザップのエンジニア育成スクール版である。(ホリエモンの受け売りだが)ライザップの強みは,筋トレメニュー云々よりもコミュニケーションにある。つまりモチベーションを維持させ達成させるまで一緒にやる。tech campも同じ。授業は、基本自習形式で進む。そして授業は質問し放題。わからない箇所をアドバイザーに聞く。教師は,質問に答えてくれるスキルを教えるアドバイザーに加えて、モチベーションを維持させるためのスタッフがつく。この2人サポート体制で、エンジニアとして職を得るまでモチベーション管理も含めてサポートする。しかもエンジニアとして就職できなかったら受講料60万を全額返金してくれる。

読んでもわからないという無駄

教科書に潜む無駄な時間

そんなスクールで使用している教科書。まこなり社長は,教科書に分かりにくい表現があった場合に悩む時間というのがとても無駄だと話す。ものすごく当たり前のことだが,この話はたいてい理解できない人が悪い,教科書との相性が悪いなどで,片づけられてきた。しかし,電子教材となった今,教材から歩み寄れる。教材を皆が理解しやすい表現に変えていけばいい。それを繰り返した結果,最強の教材が出来上がる。常に圧倒的なスピードで成長する教材となる。

 

これは,印刷物だと可能にすることが難しい。再印刷のコストがかかるからだ。電子教材だからこそ、ダメな部分はすぐに直していくことが可能となる。今の時代だからこそできる。このサイクルを早く回すことができる環境を作り実践していくことが大事だ。前例主義の人たちと圧倒的な差ができる。

 

 私の話をさせていただく。私の会社でも似たような問題を抱えている。私は生産設備のエンジニアだが,現場の作業者向けに作業標準という文書類を作る。これは、要は組み立てや調整マニュアルだが、最初に作っても間違いや分かりにくい表現が多く、レベルは高くない。現場の人間に時間と共にもまれて、分かりやすい手順書、質問が出てこない手順書になっていく。なので完璧は目指さずある程度のところで発行する。とにかくスピードを重視して,現場にもんでもらうのだ。こうしたときに問題となるのが,紙配布が必須なこと。紙配布をするため,軽微な変更をしづらいのだ。

またすぐに改定することは検討不足や実力不足と捉えられる。その結果どうなるか?すぐに改定がされずに分かりにくい文書が放置されて、二次災害を生んだり、同じ箇所で同じようにひっかかり、時間が浪費されていく。担当者が変わったときは、情報が引き継ぎされていないので、最悪である。混乱の引き金になるのだ。

 

また、紙印刷された配布物は職場でクリアファイルに閉じているらしい。一枚一枚だ。そんな涙ぐましい作業をされていると聞くと、改定の手が止まりがちになる。負のスパイラルだ。一番大事なことが、些末なことで阻害される。

現場からのちょっとくらいの改定はしないでまとめてやってほしいという意見、現場の作業を考えると理解はできるが、会社全体として、今後どちらのやり方を直していくのがメリットが大きいかは自明だ。

さらに、改定する側は長い時間待たされているのはストレスである。なんなら忘れてしまう可能性だってある。ワーキングメモリの無駄遣い。早くメモリ解放するには、すぐに仕事を完了させる。そして新しい仕事に向かわせるべきである。

しかしながら、色んな阻害要因のせいで、現実問題なかなかこの作業標準を素早くアップデートするというのは進められない。私は嫌がられも、紙配布している原始人の体制が悪い、と勝手に自分を正当化してどんどん改定作業をしているが、人によっては止まる。すぐの改定が迷惑がかかると思うのだ。最初から100点はない。変わっていくもの。それが作業標準であるという意識をみなで共有する必要がある。

 

また良くない負の影響は、放って置かれた内容についての質問は生産技術にくるのだ。同じ質問を何度も聞いていては、時間がいくらあっても足りない。本当にやりたいことに時間が割けない。

しかし改定作業が遅れれば、そういった無駄な対応に時間が割かれる。質問対応している無駄な時間を減らすためには、作業標準を素早く回す、アップデートするのが必須だ。

 

そう思い、ずっと悶々した日々を過ごしていたが、この動画を見てやはり同じことを考えて、既に行動されている自分より若い世代がいる。

若い世代は比較的間違いに寛容だ。間違っていても、方向さえ大体合っていれば、軌道修正していき、いい方向にできる。

 

若い世代とともに変えていく。

生産性向上には同じことをやってもダメ。

私の周りでは、最近こういう言葉を聞く。若い奴と仕事しないとだめだ。おっさんたちは、動きが遅い。

 

若い奴、年取った奴、一括りにして論じることに危険性が多いことは理解している。しかし、スピード感を持って変化させるには、若い世代の、常識に縛られていない状態と、熱意が必要と感じる。

特に正解主義、前例主義、ことなかれ主義で仕事がうまくいっていた経験のない世代の働き方が必要だと思う。