STUDY JUICE ~5minitus hacks~

コスパよく学びたい人のための学びのジュースみたいなブログ

教科書のアップデート!本から電子教材へとなることで生まれるもの。

教科書をアップデートせよ!

 techcampのまこなり社長とホリエモンの対談動画を見ていて、教科書を電子教材にして常にアップデートしてきたという話があり,膝を叩いてとても共感したのでブログに書く。

 

techcamp(テックキャンプ)とまこなり社長

エンジニアを育成するプログラミングスクール

まず,techcampについて説明したい。

techcampというのは、最短3ヶ月で就職できるエンジニアを育成するプログラミングスクールだ。色々なスクールがある中で,techcampの強みを一言で説明すると,ライザップのエンジニア育成スクール版である。(ホリエモンの受け売りだが)ライザップの強みは,筋トレメニュー云々よりもコミュニケーションにある。つまりモチベーションを維持させ達成させるまで一緒にやる。tech campも同じ。授業は、基本自習形式で進む。そして授業は質問し放題。わからない箇所をアドバイザーに聞く。教師は,質問に答えてくれるスキルを教えるアドバイザーに加えて、モチベーションを維持させるためのスタッフがつく。この2人サポート体制で、エンジニアとして職を得るまでモチベーション管理も含めてサポートする。しかもエンジニアとして就職できなかったら受講料60万を全額返金してくれる。

読んでもわからないという無駄

教科書に潜む無駄な時間

そんなスクールで使用している教科書。まこなり社長は,教科書に分かりにくい表現があった場合に悩む時間というのがとても無駄だと話す。ものすごく当たり前のことだが,この話はたいてい理解できない人が悪い,教科書との相性が悪いなどで,片づけられてきた。しかし,電子教材となった今,教材から歩み寄れる。教材を皆が理解しやすい表現に変えていけばいい。それを繰り返した結果,最強の教材が出来上がる。常に圧倒的なスピードで成長する教材となる。

 

これは,印刷物だと可能にすることが難しい。再印刷のコストがかかるからだ。電子教材だからこそ、ダメな部分はすぐに直していくことが可能となる。今の時代だからこそできる。このサイクルを早く回すことができる環境を作り実践していくことが大事だ。前例主義の人たちと圧倒的な差ができる。

 

 私の話をさせていただく。私の会社でも似たような問題を抱えている。私は生産設備のエンジニアだが,現場の作業者向けに作業標準という文書類を作る。これは、要は組み立てや調整マニュアルだが、最初に作っても間違いや分かりにくい表現が多く、レベルは高くない。現場の人間に時間と共にもまれて、分かりやすい手順書、質問が出てこない手順書になっていく。なので完璧は目指さずある程度のところで発行する。とにかくスピードを重視して,現場にもんでもらうのだ。こうしたときに問題となるのが,紙配布が必須なこと。紙配布をするため,軽微な変更をしづらいのだ。

またすぐに改定することは検討不足や実力不足と捉えられる。その結果どうなるか?すぐに改定がされずに分かりにくい文書が放置されて、二次災害を生んだり、同じ箇所で同じようにひっかかり、時間が浪費されていく。担当者が変わったときは、情報が引き継ぎされていないので、最悪である。混乱の引き金になるのだ。

 

また、紙印刷された配布物は職場でクリアファイルに閉じているらしい。一枚一枚だ。そんな涙ぐましい作業をされていると聞くと、改定の手が止まりがちになる。負のスパイラルだ。一番大事なことが、些末なことで阻害される。

現場からのちょっとくらいの改定はしないでまとめてやってほしいという意見、現場の作業を考えると理解はできるが、会社全体として、今後どちらのやり方を直していくのがメリットが大きいかは自明だ。

さらに、改定する側は長い時間待たされているのはストレスである。なんなら忘れてしまう可能性だってある。ワーキングメモリの無駄遣い。早くメモリ解放するには、すぐに仕事を完了させる。そして新しい仕事に向かわせるべきである。

しかしながら、色んな阻害要因のせいで、現実問題なかなかこの作業標準を素早くアップデートするというのは進められない。私は嫌がられも、紙配布している原始人の体制が悪い、と勝手に自分を正当化してどんどん改定作業をしているが、人によっては止まる。すぐの改定が迷惑がかかると思うのだ。最初から100点はない。変わっていくもの。それが作業標準であるという意識をみなで共有する必要がある。

 

また良くない負の影響は、放って置かれた内容についての質問は生産技術にくるのだ。同じ質問を何度も聞いていては、時間がいくらあっても足りない。本当にやりたいことに時間が割けない。

しかし改定作業が遅れれば、そういった無駄な対応に時間が割かれる。質問対応している無駄な時間を減らすためには、作業標準を素早く回す、アップデートするのが必須だ。

 

そう思い、ずっと悶々した日々を過ごしていたが、この動画を見てやはり同じことを考えて、既に行動されている自分より若い世代がいる。

若い世代は比較的間違いに寛容だ。間違っていても、方向さえ大体合っていれば、軌道修正していき、いい方向にできる。

 

若い世代とともに変えていく。

生産性向上には同じことをやってもダメ。

私の周りでは、最近こういう言葉を聞く。若い奴と仕事しないとだめだ。おっさんたちは、動きが遅い。

 

若い奴、年取った奴、一括りにして論じることに危険性が多いことは理解している。しかし、スピード感を持って変化させるには、若い世代の、常識に縛られていない状態と、熱意が必要と感じる。

特に正解主義、前例主義、ことなかれ主義で仕事がうまくいっていた経験のない世代の働き方が必要だと思う。