報われない時間の考え方。成長は階段状であり、停滞期が必ず存在する。
成長は階段状であり、停滞期が必ず存在する。
報われない時間。
これは努力に比例して成長できない苦しい期間のことです。
この苦しい期間のことを、専門用語でプラトー、または学習平原といいます。
つまりは停滞期です。
仕事や趣味でも自分が夢中になって時間を割いているものを思い浮かべてください。
その夢中になっていることについて、横軸に努力量、縦軸に成長を描いたときに、線は必ず階段状になるそうです。
比例関係でもなければ、指数関数でもない。ましてや飽和するような曲線でもない。
全ては階段状になるそうです。
階段状であるので、次のステップへと移るまではまるで停滞のように感じると思います。成長しているように感じられず、自分の才能の限界点であるかのように感じられることもあるかもしれません。しかし理論上は、人に限界などないことを、この学習曲線は示してくれます。
勿論、階段の幅は人によって異なることもまた事実であり、才能を否定するものではありません。しかし、階段の形状がどうなっていくのかもまた、我々には知ることができないのも事実です。最初のうちは、階段の幅が広くても、あるとき急に階段の幅が狭くなり急成長できる、ということもあると思います。
つまり我々に大事なことは努力が報われない時間があることを知り、このとても辛い期間をいかにあきらめずに乗り切るかどうかを考えることです。これは天才であろうと凡才であろうが同じであるという点も着目すべき点です。
少しでも進んでいる、と考えること
違う角度からこの学習曲線についてお話します。
それは鬱についてです。
毎日、少しでも進んでいる。
この感覚が、鬱対策として、とても大切だと思っています。
前に進んでいる感覚がないと、不安で心が苛まれ、うつ病になってしまうと思っています。逆に前に進んでいる、つねに成長しているととらえることを意識的に行うことで、人は精神疾患を予防できると思っています。
心のケアをするための思考法は、社会人になってからとても大事だと感じています。
人生はマラソンなので、長い期間走り続けるには、こういった思考法を学んでおいて、心を壊さないことが大事だと考えています。
こういう授業が学生のときに受けられないのは何故でしょうか?
メンタルヘルスはとても重要で、今後、教育現場にもどんどん取り入れられるべきだと思います。
うまくいかないと時はどんな人にもやっぱりあって、それを乗り越えた先に成功がある。なので今はうまくいっていないけれど、数年後は…。という考えを持っていくはとても重要だなと思います。
いかにして自分の歩みを止めさせないのか。そういう気持ちの持って行き方を常日頃から考えることは、本当に大事だと思います。
同じ仕事をしていても、粘りが生まれ、理解が人よりも進むのは、自分の歩みを止めないと決意した人だけです。
僕もそういう人間になりたいと思います。
つらいときは、報われる前の報われない時間を過ごしているだけ。
いつか終わりが来る。
そう思いながら取り組んだ方がよさそうです。
こんなことを過去の記事も書いていました。
成長は階段式で、必ず学習の草原と呼ばれる領域があり、停滞しているように感じられる時間です。
停滞しているように感じられる、目的地に着くまでに気が遠くなるほどの時間のように感じられるときが必ずあって、きっと孤独を強く感じる時期なのだと思いますが、あきらめずに歩み続けることが大事だと思います。