自走する組織作り
この時期はどこもかしこも人事異動の季節ではないだろうか。
弊社もご多聞にもれず人事異動とブロック討議の日々。
僕もこの度係長への昇進が決まった。
今まではガムシャラにプレーヤーとしての力を、磨いてきたがこれからは部下を持つ立場。
リーダーとしてどう動くのかが問われる。
そんなこんなで読み進めているのがこちら。
立場的には課長以上のマネージャーの立場の話だが、係長の時からその辺を視野に入れておいても損ではないので、眠い目を擦りながら子供が寝静まった後に読んでいる。
印象的だったデータが多いが、今日書きたいのは、トップ5%のリーダーは相談されやすいように、ゆとりを持つように心がけており、態度でもそれを示しているという点と、決してプレーヤーとしての能力的も部下より上だと思わない、ということ。
まず、トップ5%のリーダーは歩くスピードが遅いそうだ。これがトップ5%社員の傾向と異なるから面白い。
トップ5%の社員は歩くスピードが速いが、トップ5%のリーダーは遅いそうだ。
つまりプレーヤーで成果を出す人間と、リーダーで成果を出す人間は行動が異なっている。
この行動の違いがどうでるかというと、ゆとりだ。
ゆとりが何故リーダーに求められているのかと言うと、ゆとりを持っているリーダーの方が相談を受けやすいからだ。
チームメンバーが判断に困っている、そんな時ならリーダーは相談に乗らなければいけないがリーダーがせかせかしていたら、話しかけることができない!
気軽に相談できる雰囲気作り、これが大事なようだ。
これを聞いて僕は大反省。
僕はめちゃくちゃ話しかけるなよオーラを放っている。
話しかけられようもんなら、俺の時間を提供するけど、それなりの覚悟で話しかけているよな?オーラもこれでもかというくらい出す。
こりゃ、おいらリーダー不適任者ですぜえ。
しかしリーダーになるのはプレーヤーで成果を出した人間。おそらくプレーヤーとしての成果の出し方は、アンタの相談なんか乗っている間に、自分の仕事を成果を出します!っていう方が最短距離なのだろう。
うーむ、考え直す必要が大あり。
もう一つは、部下、チームメンバーが自分より能力が低いと思わないこと、だ。
優秀なリーダーほど自分はチームメンバーに敵わないと思っているらしい。
むむ、これは一ミリもこれまで思ったことないぞ。チーム内ではプレーヤーとして1番成果出しているし、僕が仕事が1番早いと感じていた。が、たしかによくよく考えればみんな一長一短、得手不得手があり、僕が時から得意なことがたまたま重宝されている時期である。
僕はざっくりいうと、ハードもソフトもそこそこできる。けれど、ハードはできるけど、ソフトはできないという人が多い。
あと、僕は60点くらいにまで仕上げるスピードが早い。
要点を掴んでバーっとそれなりのものを作るのがチーム内で1番得意だ。
でも仕上げるのがめちゃくちゃ苦手。誰でもできるじゃんとか、労力のコスパ悪いなあと思うと、結構すぐにやるのをやめる。もしくは、仕事が遅くなる。
なので、後始末をする人がいてくれるのだが、その人を軽視していた。
これは大反省事項。
後始末をしてくれる人は、仕事は遅いが、丁寧でゆっくりゆっくり着実に進むタイプ。そのスピードだと納期は全く間に合わないが、僕の作ったものを仕上げていただくというように役割分担を分ければ、相手も得意なことに時間を使えるし、僕も助かる。
人それぞれ、タイプが異なり、みんなが色んな才能を持っている。
ポンコツな人間なんていない。
優れたリーダーになるにはそこから理解していく必要がありそうだ。
部下の不満を言っているうちは優れたリーダーにはなれない。
精進いたします。