Salt Lemon Record

科学でもっと楽しく生きる!旧帝大エンジニアの仕事と育児の記録

アラジンの魔法みたい! ~ステイしたいホームのためのホームシアター~

お題「#買って良かった2020

 

30代半ばのエンジニアが、この言葉を使うのにどれくらいの抵抗があるか、想像しながらお読みいただきたい。

 

 

 

 

「まるで魔法みたい。」

 

 

僕がそう呟いたのは、『popIn aladdin 2』を見ながらだ。

はてさて、『popIn aladdin 2』とは何か?

聞いたことがいない人もいるかもしれない。

 

簡単に言うと、それは、自宅の「壁」を、究極の「大画面」にする魔法のランプである。

 

 

 

 

どーん。

 

 

 

 

え?

 

 

 

えっえっ?

 

はい。

そう、魔法のランプ。

 

 

んっ?

えっ、なになに?

うっ、うん。

そう、魔法のランプ。

 

 

はい、僕はエンジニアです。

 

 

 

さて、魔法のランプ、改め『popIn aladdin 2』は、家庭用プロジェクターのことである。

名前の由来とかは知らないが、多分なんとなく、アラジンの魔法のランプから、もあもあーっと出る魔法と投影される映像がリンクしたからだろう。相関係数で言うと0.9を超えるよい例えだと思う。

#無理やり理系っぽい返し

 

つまり、家で簡単に大画面の映像が楽しめる、夢のホームシアターだ。

外観はこんな感じ。

 

f:id:the-ark:20201219232008j:plain

 

 

 

「まるで魔法みたい。」

「映像が壁に映った!」

 

 

映画「耳をすませば」で、月島雫が天沢聖司の前で「まるで魔法みたい。」と口にしたとき、

天沢聖司は「おまえなあ、よくそういう恥ずかしいこと平気で言えるよな」

と返された。

可愛い女の子ですらこうである。

 

#いわんや、おっさんエンジニアをや。

 

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記憶の中の天沢聖司のツッコミに心を刺され、一瞬トリップしていたのも束の間。

隣で奥さんがpopIn aladdin 2の操作を続ける。 

 

 

 

ポチポチ。

 

 

 

Wifi接続を済ませ、Netflixに接続。

 

映画が大画面で現れる。

 

ドーン。

 

 

ちゅどーん

 

 

 

もう一度、自分の中の月島雫が天沢聖司が掛け合いをする。

「まるで。。。」「おまえなあ。。。」

#食い気味

 

 

これは、魔法であり、革命だった。

10万弱で買える革命だ。

 

「大画面のある暮らし」という革命。

そして、大画面のある小さな家。

#名作劇場

 

奥さんが言うには今回の買い物は、

 

「攻めの消費。」

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攻めの消費。

僕はその言葉を反芻する。

 

攻めている対象が何なのかは全く分からない。

しかし奥さんに質問はできない。

それは決まっている。

#対人関係

 

 

奥さんの言葉には暗に我々が攻めている側のニュアンスがあるが、疑問が湧く。

 

本当は攻められている側ではないか?

もっと言うと、攻められているのは我が家の金庫ではないのか?

攻める前に、守るべきものがあったのではないか?そんな疑問だらけの目的の分からない戦いに、いつの間に加担していた。

俺は何と戦っているのだ。

近未来SFのようなセリフだ。

すかさず、奥さんがつぶやく。

 

 

 

 

 

「むしろ、攻めの投資。」

 

 

奥さんの後ろ姿を見つめながら、僕は着地点のない思考をやめた。

 

もし着地できたとしても、そこはきっと孤島であり、陸続きではないことが予想できた。

どこへ行っても行き止まりだ。

 

アレ?

ナンノハナシヲシテイタノダロウ?

 

ああ、そうだ、プロジェクターの話だ。

思考が追いつかず、壊れかけの近未来ロボみたいになってしまった。

 

 

ちなみに『popIn aladdin 2』の外観はこんな感じ。床を自動で掃除してくれるルンバ君みたいなやつ。

急に理系あるある。

機械とか基板とか、コンピュータとかを登場人物っていってしまうの、なんでだろう。

#この装置の登場人物は3つ。ゲートウェイPC、通信基板、汎用IO基板みたいな。

 

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さて、お気づきだろうか。

 

 

 

 

無駄話が多いことを。

 

 

しかし、もっと気づいてほしいのはプロジェクターが天井にあることだ。

そう、プロジェクターの電源はシーリングライトの電源からとるのだ!

 

 

 

どーん。

 

 

 

天井に取り付けるので、わざわざプロジェクターを使うときに、出し入れする手間がない!

天井にあるので子供がいたずらをして壊すこともない!

うざったいケーブルも見えない!

 

3ないである!

 

 

 

しかも、シーリングライトにもなる!

画期的!

プロジェクターとしか使わないときは照明になる。

 

ああ、非の打ちどころがない。

名人の詰み将棋のように実に鮮やか。

気持ちがいいくらい負けだ。

負けることが決まっている。

もしくはオセロで全部ひっくり返された気分だ。

完全に黒または白。

 

 

もうだめだ。

立ち上がれない。

 

 

僕はいつの間にか、一人がけソファーに埋まり映画を観ていた。

 

 

もう立ち上がれない。

映画を観るしかない。

 

 

プロジェクターというのは購入経験値が少ないので購入することに少し不安と躊躇いがあった。

しかし、この商品を観た時は、躊躇する理由がことごとく排除されており、もうここまできたら買うしかないと追い込まれた。

 

 

 

完璧。

 

 

 

完璧な魔法の壁。

 

 

 

うまい料理を食べたら、シェフを呼びたくなる気持ちと同じように。

#見たことない

 

感動する演劇を観たら演出家にスタンディングオベーションで賛辞を贈りたくなる気持ちと同じように。

#ちょっと見たことある、

 

 

この素敵な魔法のランプを作った人に、感動をありがとうと伝えたくて、会社のWebサイトをスマホで開く。

 

 

 

どんな人が開発したのか。

 

そのとき、ふと飛び込む商品説明欄の文字。

 

えっ、まさか。

 

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ごくり。

 

商品説明に、世界初のプロジェクター付シーリングライトとある。

 

 

 

どーん。

 

 

 

まさか、シーリングライトが主役なのか?

僕が購入したのはプロジェクターではなく、プロジェクター付シーリングライトだという事実。

 

 

プロジェクターは脇役だった。

 

 

まさかの味方に後ろから攻撃を喰らわされた気分だ。

これが「攻めの消費」たる所以(ゆえん)なのか。

 

くそ、傷が深い。

そして、いつの間にかリモコンが奪い取られている。奥さんに視線をやるが、Netflixのランキングをリモコンでスクロールしている。

 

 

なっ、何を選ぶつもりだ。

 

 

そして、購入時にレビュー投稿する約束をするだけで、無料でもらうことができた音声リモコンRemolessを使って動画を選ぼうとしている。

が、音声操作がうまくいかずに、結局手元のリモコンで操作しているではないか!

#多分これはpopIn aladdin 2購入者あるある。

#Remolessはイマイチ。

 

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ああ、まさか。

奥さんは、『愛の不時着』を選ぼうとしているのか。

 

根強い人気。ラブストーリーの金字塔。

2020年、愛のドラマ決定版。

朝鮮半島のロミオ&ジュリエット。

 

我が家も春頃、ハマりにはまった。

ステイホームを彩った奇跡の物語。

ホリエモンも絶賛!

 

そして、2020年秋。

popIn aladdin 2を手にした今でさえ、人気は衰えない。

 

我が家の会話に、

「ちょっと38度線超えてくる。」

がトレンド入りした記憶が蘇る。

 

そうか。

 

もう一度、38度線を超えるのか。

 

 

 

そう、あれは映像が綺麗だ。

 

列車で平壌に向かう途中、列車が停車し、夜を草原で過ごすシーンは幻想的だ。

ついにこいつの真の実力が問われる時が来た。

映像クオリティはどうなんだ。

そして音響の質は?

 

 

 

「美しい。」

「まるで魔法みたい。」

 

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#まさかの例はアニメ

#うっかり屋さんのペネロペ

 

 

何度目の月島雫か。

乃木坂ですら数えてはいないだろう。

#何度目の青空か、数えてはいないだろう。

 

 

魔法が空に満ちている。

popIn aladdinのテーマ曲、Magic in the airを口ずさみそうだ。

商品のテーマ曲ってなんだなんだ。

 

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昼間だと多少薄く見えるが、カーテンを閉めれば問題ないレベルだ。

 

夜なら全く問題ない。

 

発色も綺麗だ。

なんのストレスもない。

 

期待値を超えてくる。

 

満足度が高い。

 

プロジェクターってこんなものだろうと想像しているレベルの上を行っている。

 

妻が静かに言う。

 

QOL(クオリティオブライフ)爆上がり。」

#言葉のチョイスがおっさん未満。

 

 

誰も興味がないかもしれない。

しかし、ここまで来たら、なぜ我が家がこの魔法のランプを買う決心をしたか聞いていただきたい。

 

実は、我が家にはテレビがない。

正確には、子供に壊されてしまった。

 

新しく買うかどうか会議になったときに、でもテレビって邪魔、テレビは老人のためのメディア、コンテンツがレベル低い、という結論になり新しいテレビは買わなかった。

 

そのため、長いことテレビレス生活が続いていた。

ただし、ここで声を大にして言いたい、テレビはないが、NHKの料金は払い続けていることを。

#単に解約が面倒くさいだけ

#何度電話してもつながらない家電ゴミ回収の電話

#電話、本当に混みあってますか?

 

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元々、我が家には19インチのポータブルTVがあった。ネットにも接続できる便利なやつ。

 

しかし持ち運べるメリットゆえの弱点。

子供があっちへこっちへ運んでいる間に、椅子か机の角にぶつけて液晶が割れてしまったのだ。

 

その訃報は勤務中にあった。

妻からのLINEを開くと、そこには無残なテレビの写真のアップていた。

あまりのショック画像に妻に電話してしまった。

 

「まじか。」

「まじだよ。」

 

亀裂が入った画面に映るのは、墨で黒くにじんだような模様。

それと制御不能となりRGBがでたらめに出力された画面。

 

妻は厳しく子供を叱ったそうだ。

確かにこんな時、親としては子供に

「精密機械を運ぶときは、丁寧に運びなさい。壊れやすいものは注意して扱いなさい」

と叱るしかない。

 

が、エンジニアとしては内心、ポータブルTVなのにぶつけたら簡単に壊れるって仕様として駄目じゃない?と思っていた。

#他人が作った製品には厳しいエンジニア

 

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他にもテレビには文句が沢山あった。

この際、言わせてほしい。

以下が僕がテレビが嫌いな理由である。

  • 固定型テレビは置く場所が制限される。(なのでポータブルを買った)
  • 薄型にしても、壁を占有する。圧迫感がある。
  • 大きい画面にするとより圧迫感がある。(でも大きい画面で観たいときもある。)
  • 子供がバンバン、テレビを叩くことがあり気が気じゃない。
  • 電源コードが美しくない。
  • 最近のテレビの明るさや解像度の高さが苦手。
  • 地上波テレビに興味がほぼない。

 

なんやかんやで、上記をクリアする理想のテレビになんて出会えるはずもなく、理想が高いと婚期を逃すのと同じように、僕らはテレビの購入を諦めていた。

拍車をかけたのは動画はYouTubeという時代もあと押しした。

スマホで面白いコンテンツが、一生分そこにある。

わざわざテレビを買う理由などなかった。

なのに、僕はNHKの料金はしっかり払っているアホ人間。

#何度かけてもつながらないゴミ回収の電話のせいだ。

 

こうきて、テレビレス家庭として落ち着きつつあったが、娘のことで気になることがあった。

 

僕には3歳になる愛娘がいるが、彼女がYouTube大好き娘である。

制限をかけないと一日中、動画を観ている。

引きはがすのが大変だ。

 

テレビレスとなりスマホYouTubeを視聴させていたある日、なんだか娘の様子がおかしい。

 

猫背で観るし、画面が小さいから顔を近づけるし、変な姿勢で長時間観るせいか、ぐったりするようになった。

これはいかん気がする。

#どげんかせんとあかん。

 

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妻も同じ気持ちでいた。

 

「ねえ、やっぱり大きい画面にした方がいいのかな。スマホは目にも悪そう。」

「テレビでも一緒だろ。でも姿勢は明らかに悪いよな。」

「気のせいかもしれないけれど、なんだが、スマホで動画を観せ始めてから、絵本を読む時間も減っている気がするのよ。」

 

子供の気力がスマホの使用時間に反比例していそうである。

大変だ。

 

バイス中毒。

 

昔読んだスティージョブズやテクノロジー企業のCEOは子供たちがテクノロジーと触れる時間を厳しく制限するという記事が蘇る。

 

「いや、でもテレビでも一緒だよ。スマホだけが悪いわけではない。」

そう自分に言い聞かせるが、不安がよぎる。

「娘の視力も心配よ。目が悪くなるんじゃないかな。」

奥さんの言葉に、確かにスマホは悪影響が大きそうだ。

 

んー、じゃあどうするか。

腕を組み悩む僕に奥さんはすかさず、スマホを見せてくる。

 

スマホを悪く言うが、解決策もスマホで出す。

「ほら、このプロジェクター、評判いいよ。どうかな。プロジェクターだったら目によさそう。」

さすが、自分へのご褒美力が高い妻。

商品の検索能力が期待値を上回っている。

 

妻のご褒美力の高さについて興味がある方は過去記事をご参考に!

the-ark.hatenablog.jp

 

 

「プロジェクター。ホームシアター。」

 

 

僕の頭の中は大学時代までトリップしていた。

 

大学時代、青春。

僕は映画を撮っていた。

 

岩井俊二監督にあこがれた映画少年だった。

 

僕らの世代には岩井監督に憧れていた人が多くて、大学の映画部には同じような人が沢山いた。

 

やっぱり岩井監督はすごいんだ、僕の感性は間違っていないんだと人の作品の評価で自分が誇らしくなるという謎の特性を発揮していたあの頃。

 

自分がまさに自主制作映画を撮る学生のテンプレで烏合の衆の一人だと気づくのは、もう少し後になってのこと。

 

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そんな夢にも折り合いをつけて、エンジニアとなった僕。

社会人になってからは映画を観る機会も徐々に少なくなっていったが、ホームシアターは学生時代からの一つの夢だった。しかし高価なもの、社会人となった今でも買うのは憚れていた。

 

夢を諦めてかけていた僕に彼女は教えてくれた。

頭の中にえんとつ町のプペルのエンディングテーマが流れる。

♪ 臆病な僕らに教えてくれた、立ち向かう強さを

 

 

頭の中をサビが流れる。

 

 

 

「買おうか。」

 

 

僕は静かにうなづいた。

 

妻も拳を振り上げ、こういった。

 

 

「行こう。攻めの消費。」

 

 

 

攻めの消費。

攻めの投資。

 

僕には分からないが、ただ一つ確かなことは、子供がすごく喜んでいる。

 

壁に映し出された約80インチの大画面。

大迫力である。

 

学生時代の僕も、こちらを観て微笑んでいる。

 

「俺、頑張ったよ。」

 

愛娘も、大スクリーンになったことで、ダンス動画や歌動画を観ながら一緒に踊っている。

動画を観ながら体を動かせる。

運動不足解消だ!

猫背になる心配も、もうない。

そして買ってから知るが、教育用のアプリも充実していた!

 

 

なんだ、これは子供向けなのか?

 

それもそのはず。

 

popIn Aladdin2のwebページの開発者の想いを読んでもらえればわかる。

 

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開発者も子供の父親。

僕たちと同じように、子供がスマホで動画をずっと見ているのが嫌だったのが動機だという。

そこで、自宅の壁に貼ってあった、子ども用の知育ポスターや図鑑を、デジタルでインタラクティブなコンテンツとして表示できたらいいのに、そう考えたことが開発の出発点。

 

やがてプロジェクターでそれを実現しようとするが、プロジェクター固有の「邪魔」という問題点が見つかったそう。

つまり、

  • プロジェクターの設置場所が必要だが、一方で家の中で置きっぱなしにできる場所はなかなかない。片づけないと怒られる。
  • 電源コードが邪魔。
  • 時にスマホなどが必要。
  • 光源を子供がのぞきこまないか心配。

という邪魔である。

#そうそう、それそれ。

 

そんな問題を一つ一つクリアして完成した魔法のランプ。

 

 

 

「まるで魔法みたい。」

 

 

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