STUDY JUICE ~5minitus hacks~

コスパよく学びたい人のための学びのジュースみたいなブログ

成長は階段式!知らないと損する成長曲線について!

成長は階段型。直線型ではない。

成長の形(成長曲線)を理解しておけば努力ができる。

成長というのは右肩上がりの直線型ではない。

努力に比例して成長しないのは,実感として皆がよく知るところだ。

では,成長とはどんな形なのか。

現段階の答えとしては学習曲線はシグモイド曲線という線を描くというのが通説。何やら難しい言葉だが,要は階段型という意味だ。

成長と停滞を繰り返す曲線。

成長が階段状であるので,もちろん,停滞する箇所がある。

停滞している箇所を専門用語では学習高原(プラトー)と言ったりする。

ポイント

このブログでは、成長が階段状であることを理解し、停滞を感じて歩みを止めてしまう人が一人でも減ることを目的に書いています。

 

後半になりますが、成長するための努力を続けるテクニックとして、コロンビア大学のモチベーションの科学の本を紹介します。これは自分が8つのタイプのどれに分類されるか把握し、3つの軸に沿って行動する原理を理解することで、どうすればよりやる気が出るかを教えてくれる良書です。

 

成長とは階段を上ること。継続は力なり。

小さいことを積み重ねて高くしていくのが成長だ。

継続は力なり、だ。

ひとつひとつは微々たるものであっても、地道に成果を積み重ねていけばやがて大きな事業を達成できる。継続することは容易でないが,階段を一つ一つ上るように努力を継続すれば、やがて高い場所からの景色を見ることができる。

こういった事実は,ある程度の年数を生きてきた人であれば,経験知として持っている。しかし,継続ができる人間とできない人間がいるのもまた事実だ。努力は積み重ねた方がいいに決まっている。1万時間でプロになれることを頭では分かっているのにできない。それはなぜか?

答えは,成長曲線への理解不足や誤解だと思う。

 

人は,努力しても結果が返ってこない時間を過ごしているとやる気が削がれてしまう。時間と成果が比例しないために,取り組み始めたことに嫌気がさしてやめてしまう人は数多い。つまり成長や結果は,努力や費やした時間に比例する直線型だと勘違いしているのだ。報われない時間があることを知る。今まで中途半端に物事を投げ出してきた人々が,もし成長曲線の形を知ることができたらと思う。報われない時間は,やがて大きな結果へとつながる前夜だ。成長は停滞と上昇を繰り返す。もしあなたが今、思うような結果を出せずに苦しい時期を過ごしているのであれば,それは曲線の中の停滞期,学習草原にいるのだ。階段を上っていて次にステップに行く途中だ。その事実を理解できれば,もう少しで次にステップに行けると信じることができれば,そこに、粘り強さが生まれるはずだ。

 

もう少し進んでみよう。

 

類似の話で、絵本作家の西野亮廣氏が時計について面白い話をしていた。

とても参考になる話なので、参考に載せておく。

時計の短針と長針は1時間に一回重なる。1時5分くらいで重なって,2時10分くらいで重なって,でも11時台は一度も重ならない。短針に逃げられてしまう。そういう報われない時間が人生には必ずある。しかし,必ず12時で針が重なる時間は来る。報われるときが必ず来る。だから挑戦してください。

報われない時間は、報われる前に必ず存在する。しかし、時計の針のように自分の時間を刻み続けることで必ず報われる時が来る。そう信じて努力を続けることがとても大事である。

継続するために,成長の形(成長曲線)を理解しよう。

やりきるためには成長の形を誤解しない。

何やら偉そうに語るが,自戒を込めていう。

社会人になって10年経過する。

たゆまぬ努力の大事さを知った。

日々,少しでも仕事を進めることの大事さを知った。

5分でも10分でも仕事を先に進める。

積み重ねが偉大な仕事を作る。

未来の自分を少しでも楽させてやる。 

ビジネスの世界は,学生時のように一夜漬け,徹夜で場当たり的になんとかできる世界ではない。

積み重ねた努力と成果で世界に挑戦していく。

そんな中でモチベーションを維持し,淡々と努力する。

そう淡々と努力し続ける。

これが大事。

誰も見ていないかもしれないが努力し続ける。

成果を出し,描いたものを実現するには,成長曲線を理解しておくことが有利だ。どんな挑戦の際にも報われない時間があるのだから。そんなときにも腐らずに,努力を続けるために我々は,成長の形を知る必要がある。皆様の中に期待した成長や結果が見いだせずにやる気が出ない人がいるのであれば,この話を心にとどめて置いていただきたい。

 

the-ark.hatenablog.jp

 

the-ark.hatenablog.jp

8つのタイプと3つの軸:マインド診断

とはいっても、やはりテクニックも必要だと個人的には思う。なので、今日はこの本を紹介したい。やる気が上がる8つのスイッチだ。

人はその特性から、8つのタイプに分けられるそうだ。

  1. 中二病
  2. うざいやつ
  3. 臆病者
  4. 退屈な人
  5. やる気の空回り
  6. まじめな見習い
  7. 新星
  8. 熟練の匠

8つのタイプでは、それぞれ特有の行動パターンと好き嫌いがある。それらを理解するのに、下記の3つの軸があるそうだ。

  1. マインドセット
  2. フォーカス
  3. 自信の有無

自分のタイプと3つの軸を理解しておけば、それぞれのタイプに応じてさらにやる気になり、効率的に仕事ができるようになるそうだ。

3つの軸その1:マインドセット

マインドセットとは、”考え方の癖”や”思考傾向”のことを意味する。そして、我々人間は、2つのマインドセットを持っている。

それは、『証明マインドセット』と『成長マインドセットである。

 

ちなみに、成長マインドセットについての詳しい本は下記の本があり参考になったので、掲載しておく。会話形式、ストーリー仕立てで成長マインドセットの勉強ができるので、分かりやすい良書。アイスバーグ(氷山)モデルを出しながら、成長について深く考えさせてくれる。

さて、話が脱線したので、本筋に戻る。

『証明マインドセット』とは、人に自分の能力を見せつけ認めさせようとする考え方のことである。俺って、まじすごいんだぜ!と感じてほしいという気持ちですね。確かに誰しも多かれ少なかれ持っていると思う。このマインドセットの特徴は、自分と他人をいつも比べているということ。また、助けを求めるということもあまりやりたがらないのが、このマインドセットの特徴。思い当たることありますか?さて、このマインドセットの特徴がさらに色濃くでるのが、困難にぶつかったときだそうだ。困難にぶつかると、下記の二つの結果が出やすいのだという。

①不安に押しつぶされてしまう。

②諦めてしまう。

あかんやん!証明マインドセット

確かに、俺はすごい、って言わせたくてうずうずしている上から目線のやつに、優秀なやつはいないから納得がいく。あと人の悪口ばっかりいうやつ、意外と心が弱くてうつ病とかになりやすいのよな、とか思いながら読んでいると次のページに

このマインドセットは不安神経症や抗鬱状態に結びつきやすいことが分かっています。

やっぱり。。。。

一方で『成長マインドセット』とは何か?

成長マインドセットとは、自分が向上することに焦点を当てているのだそうだ。能力を高める、新しいことを学ぶ、これらが重要だと思っている。

すごくわかりやすい例が、

ということだそうで、成長マインドセットは基本的には他人の目をあまり気にしないのだそうだ。他人が自分を認めてくれなくても、やると思ったことはやるのだそう。比較対象は他人よりも自分自身。昔の俺と今の俺。このマインドセットの人は困難に直面したときも粘り強く頑張り続けるという特徴があるのだそう。

またここで特筆すべきは、これらのマインドセットが固定ではなく、意識すればだれでも変化させることができる点である。育児については、色々言われるが、結局親がしてあげられることはかなり限られていると聞くが、この成長マインドセットという考え方を子供に学ばせてやる機会を与えることは、数少ないできることの一つのようだ。

3つの軸その2:やる気のフォーカス

やる気のフォーカスという言葉はなじみがないので、理解が難しいと思うが、具体例を挙げてかみ砕いていく。まずフォーカスには、獲得フォーカスと回避フォーカスがあることを、先に説明しておく。次に、フォーカスの違いがどのように現れるかの話だが、同じ”高いレベルの仕事”に取り組む際に、フォーカスの違いによってアプローチが異なってくる。

例えば、獲得フォーカスの人にとって高いレベルの仕事とは、達成であり獲得になる。経済学用語でいえば、獲得しうる最大限の利益であり、最小限の機会損失と定義される。次に、回避フォーカスの人にとって高いレベルの仕事とは何か?

それは、安定感であり信頼性である。経済学用語でいえば、損失を最小限に抑えと今持っている資源の減少を避けるという風に定義される。もう少しいうと、獲得フォーカスの人は称賛を得ることに動機付けられるが、回避フォーカスの人は、批判を避けることに動機付けられる。

あなたはどちらに当てはまるか?多くのことに手を出しがちなのが、獲得フォーカスの人の特徴で、やり始めたことは最後までやろうとするのが回避フォーカスの特徴とも書かれている。

3つの軸その3:自信の有無

自信については、あまり言うこともない。

上記の『やる気が上がる8つのスイッチ』にも、自信は目標を達成するための必須の要素と書かれている。また、社会心理学アルバート・バンデューラ博士は、自信を『自己効力感』と呼び、のぞく結果を得るために必要とされる能力が自分にはあるという確信であると述べている。特にバンデューラ博士が大事だと考えているものに、成功体験がある。実際に自分が成功した時の体験、特に難しいと感じられた目標や課題をやり遂げたいう体験が自己効力感を高めるそうだ。

 

8つのタイプ診断

さて、ここまで三つの軸について話をしたが、最後に、あなたはどのタイプなのか、3つの軸の現れ方の違いで診断ができるので、やる気が上がる8つのスイッチを読んで調べてみるととても参考になる。

一例を示すと、

  1. マインドセット → 証明マインドセット
  2. フォーカス   → 獲得フォーカスの人
  3. 自信の有無   → 自信はなく不安定

となった方は、『中二病』タイプだそうだ。このタイプは、いつも引っ込みがちで、憂鬱な雰囲気を漂わせているそう。努力をしないのもこのタイプの特徴だそうで、最小の投資で最大のゲインを得ようとする傾向がある。仕事や勉強の成果を犠牲にしても自分のプライドを守ろうとするところがあり、失敗しても自分の無能の性ではないといえる逃げ道を準備しているのだそうだ。本の中の診断結果では、『破滅的』との診断結果が下っている。本には、治療法も書いてあり、成長マインドセットを持つこと、OJTで自信をつけること、獲得フォーカスを十分に生かす環境を作る、といったアドバイスまで載っています。

さあ、あなたはどんなタイプか。

 

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