○○が聴覚系脳番地の退化に効く!
○○が聴覚系脳番地の退化に効く!
- 聴覚検査で異常があるわけではないのに,人の話が頭に入ってこない。
- なんの話をしているのか,みんなの話についていけないことが度々ある。
- 人の話が記憶に残らない。
そういう症状が見られるかたは、脳が退化しているかもしれません。
正確には,聴覚系の”脳番地”が退化している可能性があります。
今日は,聴覚系の番地の話と"とあるモノ"が,聴覚系脳番地のトレーニングに効くという話をしていきます。
目次
結論から言うとラジオを聞くのが聴覚系脳番地の退化を予防するのによいのです。
ラジオと聞くとみなさんどんなイメージを持たれるでしょうか?
ラジオを聞く人のイメージは?
少し遠回りな説明になりますが、皆さんはラジオを聴く人ってどんなイメージを持たれるでしょうか?
キャップ帽のおじさん?
友達の少ないマイナーな趣味を持つ子供?
タレントのファン?
私はちょっと違いました。
地頭がいいなあ、と思うやつがラジオを聴いている確率が高かかったので、なんとなく頭がいい人のイメージ。
そんな偏見。
その偏見が、どうやら科学的に証明されたという話を次からしていきます。
脳番地について
科学的に説明された話の前に専門用語の説明をさせてください。専門用語で脳番地いうものがあります。脳番地とは,脳を大きな都市や街に例えたときの住所に相当します。
街と同じように、脳は地区ごとに役割が決まっていて,同じような働きをする細胞は,一つの区に集まっているのです。
脳番地の種類は,
- 思考系
- 感情系
- 伝達系
- 理解系
- 運動系
- 聴覚系
- 視覚系
- 記憶系
の8つに大別できます。
つまり脳には個性があって、個人によって脳番地の成長が異なり,得手不得手ができるのです。
人の話が理解できない,聞き返すことが多いという方は,6つ目の聴覚系の脳番地が退化している可能性が高いと言えます。7番目の視覚系が飛び抜けて発達していても、6番目が未発達であれば人の話を理解する能力が低くなり、組織の中では過小に評価される可能性があるということです。
脳番地を鍛えるには?具体的な方法は伝授!
退化した聴覚系脳番地を鍛えるには、とにかく,集中して耳を使うことに限ります。
裏技がないんですね。
耳を使い,音の情報をインプットし言語処理する機能をたくさん使い鍛えることが、シンプルで基本ですが一番効果があるようです。
では、鍛え方でオススメの方法はあるか?
ある。
音声情報だけの媒体であるラジオが適しているらしい。
映像系メディア,例えばYoutubeでも音声だけ聞いたらいいのでは?という意見もあると思うが、それでは、適したコンテンツにならない。
何故なら、音声自身の情報もまた、明確な論理構造を有さなければならないからだ、
その点、鼻から、音声だけで伝えようとしているラジオは、コンテンツの作り方が映像系と異なる。
映像なしに情報を正確にに伝えようと思ったら、論理構造が、がちっと決まっていないといけない。
なので、ラジオのコンテンツは論理構造がしっかりした聴覚系脳番地を鍛えるのに最適である。
映像がないと伝わらないような情報は発信しない。
耳を鍛えるのに適しているのは結局、耳に特化した媒体。
至極当然といえば、当然。
お薦めアプリ
ラジオについては,RadioTalkというアプリをお勧めとする。
作家や俳優といった芸能界で活躍するプロから、ただの話好きなアマまで、様々なジャンルの面白いラジオが無料で聞くことができる。
ちなみに私のおすすめは,書籍ライター さとゆみさんのラジオ。
「ライターさとゆみの深夜のラブレター」
23時から毎夜放送されている。
タイトルからちょっとエロく興味を惹かれる。
過去にゴーストライターと呼ばれていた書籍ライターさんの裏話などが聞ける。
あまり知らない職業の人の話は面白い。
ライターさんならではの、インタビュースキルの紹介も興味深い。
質問の仕方には,徹子式とタモリ式があるのだという。
別の言い方では、石炭方式、油田方式というらしい。
浅いところ掘るのが石炭で、深いとこまで掘らないといけないのが油田式。
要は、黒柳徹子の徹子の部屋のように、質問を矢継ぎ早にどんどんぶつけて、その人のパーソナリティを浅く広く知ろうとする方式と、タモリさんのテレフォンショッキングのように、出身地を知ったら、出身地はあれが有名だよね?あの場所いったことある?などど、一つの質問から、どんどん掘り下げていく方式の違いだ。
どちらがよいというとのではなく、前者はよく知らない人のパーソナリティを知るのに適しており、後者はその人の意外な一面を発見するのに適している。
参考までに、ブログもあったので,下記にリンク貼る。
https://toyokeizai.net/articles/-/179067?page=2
音声で聞くことの更なるメリット!
音声情報のインプットで,更なるメリットとなるのは,速聴できること。
速聴というのは一時期流行した脳トレで、皆さんの中にも経験者はいるはず。
今でも,一部の知的層の間では脳トレというか,情報を得るための手段として使用されているらしい。
ここで、速聴とは、専門用語も使うと、通常の4倍速以上で,情報を受け取ることで,ウェルニッケ中枢野と呼ばれる知覚性言語中枢を活性化させるもの。
同時期に流行った速読もあるが、速読はあまり実用的でないというのが現在の結論のようである。
今でも速読というのはあるが,どちらかというと、目の前の本が熟読するのに値するほどの価値があるのかどうかの判断スキルである。ふるいにかけるために、例えば,目次を読む。キーワード拾い読みする。内容を予想しながら読む。などで、内容を予想しながら,読んで予想と一緒だったら,もうそこから新しい情報は得られないので,読むのをやめるなど、そういうのが現在の速読術だ。
速聴とインターチェンジ効果
一方、速聴は相変わらずで、速聴すると脳が強制的に,超スピードでの処理を要求されるので,脳トレとなりうる。これを継続すると、インターチェンジ効果と呼ばれる現象も起こる。
高速道路で,びゅんびゅん時速80kmで運転していた人が,高速道路を降りて,時速40kmで走ると遅く感じて仕方がないというものと同じ。
日常会話する人のスピードが遅く感じる。
かつ,速聴で面白いのが,音声が聞き取れなくなってくると、人間は頭の中に,虫食い文章がどんどん出来上がるようになるらしい。
空白が生まれると人間はストレスを感じる。
この空白を早く埋めたい。
この瞬間、論理で補完しようとで頭が動き出すのだ。そのため、文章の理解が高まり,かつ論理能力も鍛えることができるようになるメリットがある。
働き始めると音声を聞き取り、正確に処理する能力の大切さに気づき、また苦労も多いはず。
その悩みを解消する手段として、今の時代もラジオという、一昔前のメディアが役に立つ。
流行りすたりは繰り返され、進化を遂げていくが、ここに来てラジオがまた脚光を浴びる予感がある。