お金の誤解について猛省した盆休み。そして恐怖。
今週のお題「怖い話」
貯金の理解は正しいか?貯金は減らないという誤解!
あなたは貯金をどういう風にとらえているだろうか?
貯金は,お金を貯めておくこと。
もしもの時に備えて、消費で減らないように銀行に預けておくこと。
これは半分正しいが、半分間違っている。このことがあー、そうだよねとならない人は注意が必要だ。
インフレ
勘の言い方はインフレのことねって即答してもらえると思うが、インフレってなんだっけ?って方のために具体例を交えて説明する。
当たり前のことだが、お金とはそれで何を買えるかで価値が変わってくる。同じチョコを買う時に、100円で買えたものが200円払わないと買えなくなった場合、これはお金の価値が相対的に下がっていることを意味する。これが物価か上がると言うことであり、専門用語でインフレと言う。
コロナ時代に,世界が変わりつつあるのが肌にも感じられる。
今の職業が数年先もあるのかないのか。
あったとしても,今の形をしているのか?
先行きの見えない不安がある。
学校では教えてくれないが,社会で一番必要なお金
私は地方に住んでいるため,あまり都心の話は知らないが,新宿には目に見えて,浮浪者が増えたと聞く。
そんな不安なニュースが多くなれば,お金について関心が高まることは自然の摂理。
お金は生きていく上で誰もが避けて通れない一番大事な話だが,案外知らないことの方が多い。
その理由は,いくつかあると思うが,大きくは二つ。
・学校で”お金”の授業をしてくれない。
・お金について考えることは,汚い(精神性が低い)というイメージがある。
ことだと思う。
しかし,年々,やっぱりお金は大事。
勉強しなきゃと反省するが,本業の仕事が忙しいとそっちの勉強に時間は奪われ,お金について考える時間も、勉強する時間もなかなかとれない。
そんな中,お盆休みに少し時間が取れたので,お金について勉強した。
そうすると,なるほどと感心することが得られたので,共有したい。
なぜ貯金は減るのか?
冒頭,貯金についての話をしたが,貯金は少しずつ減るものだと理解していないと,お金についての知識と理解が不足している。
なぜお金を預けているのに減るの?金利だって昔ほどはないけど,マイナス金利ではないから,増えるのでは?
と反論があると思う。
私もそう思った。
ここで、まずは金利のおさらい。
銀行の金利について,1990年くらいまでは金利が6%もあった。
なので,銀行に預けるとお金がどんどん複利で増えていく。そんな時代が確かにあった。その影響でいまだに貯金を奨励する人は多い。が,今は金利0.01%時代である。
100万預けたら1年後に6万の利子がもらえた時代から,100円だけしかもらえない時代にシフトした。
さらに,お金の価値が変わることを理解しなければいけない。
お金はお金と交換できる商品でその価値が決まる。
例えば,1000円でれもん5個を買える場合,1000円の価値はれもん5個分だ。
では,1000円でれもん3個しか買えなくなったら,1000円の価値はれもん3個分となる。
物価が上がったことにより,お金の価値が下がっている。
これがインフレであり,政府はインフレにしようと画策しているので,基本はインフレへと経済は進む。
なので,お金を貯金しておくと,どんどんお金の価値は下がっていくのである。
私たちは資産を増やしたいだけ。
我々がしたいことはただ一つ,お金を増やして将来に備えたい。
であれば,我々が一生懸命すべきことは貯金ではないと導き出せる。なるほど,今まで,誤解していたな。個人的には目からうろこ。
では,お金を増やすにはどうしたらいいか。
投資は増えるか,減るか二択があり分からない。
ただし,投資の神様 ウォーレン・バフェットの妻への遺言書にあるらしいのだが,SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド(愛称:SBI・バンガード・S&P500)に投資をするのが損をしない秘訣らしい。
これは,米国の代表的な株価指数であるS&P500指数(円換算ベース)に連動する投資成果をめざすもので,基本的に株価は右肩上がりなので,下手な投資家の意見を聞くよりずっと信頼度が高いらしい。
なるほど,SBI証券の口座を開設したものの,ずっと放置している積み立てNISAをそろそろ始めるか。(すいません,遅いですよね。)
▼参考図書▼
お金への禁じ手。接し方に気をつけろ!
さらに,紹介すると,やってはいけないお金の使い方というのがランキングされているのを見つけて面白かったので紹介したい。
特に負債と気づかずにしてしまっていることが多い。
貯金の話と一緒で,負債と資産についても,きちんと理解しておく必要がある。
資産はお金を生み出すもの。
負債はお金を減らすもの、だそうだ。
この定義で言うと,資産だと勘違いしていたものがいくつか思いつくと思う。
代表的な例が,”持ち家”だ。
持ち家を資産と誤解している人が多いが,家を持つことでお金が生み出されない。なので、負債である。ローンを組んでいればなおさらだ。
ここからはやってはいけない負債ランキングだ。心臓の悪い方は、指の隙間から確認していただきたい。
目次
やってはいけない負債 1位:リボ払い
リボ払いとは、リボルビング払いの略で、欧米で一般的に利用されているクレジットカードの支払方法のことである。近年は日本でもリボ払いを活用する人が増えているらしい。(算数が苦手になったのか,日本人。)
テレビCMなどで目にする機会も増えたのが原因かもしれない。
かわいいウリ坊に騙されたのか。
リボ払いは,月々の返済額が一定額になるように借金するプランである。
例を挙げる。
例えば,50万円のカメラが欲しいとする。
数回のクレジット支払だと,月々の返済は予算オーバーになるが,リボ払いだったら,毎月少ない金額を一定額払い続けるので予算内。購入できる。
いやあ便利,リボ払い。
それが大きな落とし穴。
なんと驚くことなかれ,リボ払いは,金利が15%である。
反社のような数字である。
15%というのは,50万のローンに対して7.5万円になる。利子で年7.5万をとられるのは,この低金利時代に割に合わない。貸しても増えないが,借りるとめちゃくちゃ減るのである。圧倒的に不利な条件。恐怖でしかない。
やってはいけない負債 2位 自動車ローン
自動車もやはり負債。理由は,お金を生み出さないから。
特に自動車の購入費用は,金利2%である。
リボ払いの後なので優しく見えるが,額も高くなるので2%でも高額利子となる。
また自動車はローンだけではなく,税金でとられる。
抵抗する余地はない。
私は車を所有しない人生を選択したので詳しく知らないが,維持費だけで年間50万程度かかると聞いている。つまり30年間で1500万円。
私が持たない選択をしたのは,上記の計算で,1500万円が浮くとおもったからだ。
浮いたお金で投資するのが賢いのかもしれない。
やってはいけない負債 3位 住宅ローン
ずどーん。
私も持っている。
しかし,持ち家が負債になるというのは,購入する前に知識として持っていた。
悩みに悩んだ。
悩んだ末の決断である。(そして車はあきらめたのだ。責めないでくれ!)
住宅が負債となるの理由は,もちろん,お金を生み出さないから。
また,購入した瞬間に新品から中古になるので,価値が一気に下がる。
築浅の中古物件がいいといわれるゆえんはそこだ。
支払った金額と所有した価値が一致しない。
価値も,年数とともにどんどん下がる。
少し前までは,東京五輪の影響で不動産は活気づいていたが,現状はどうだろうか?
調べることなく価値は下がっていると思う。
そして住宅も,税金の魔の手が忍び寄る。
固定資産税だ。
この先,人口が減るため,住宅市場が飽和することが分かっている今,わざわざ無理をして家を購入する必要はない。
ましては,変動金利というこちらがリスクを背負う借金はご法度だ。
私も固定金利にした。
優良住宅だったためフラット35Sという最初の5年は税金の優遇があったため,金利1%を切っていた。
金利1%を切ると何がいいか。
最初の10年は1%の金利分が,年末調整時に返金されるのだ。
なので実質,金利は払っていないことと同じ。
いかん,住宅を購入したことを正当化し始めている。
しかし,これだけは言わせてほしい。
私は住宅には,それなりの価値があると思う。
自動車は毎日乗るものでないが,家は毎日暮らすものである。
環境と言い換えることができるが,環境はお金を出す価値がある。
私はマンション暮らしだが,よかったのは妻に多くのママ友ができたことだ。
しかも志の高いママ友で,いい影響をもらえている。
彼女たちの協力なしに,我々の子育ては成立していない。
本当に感謝である。
さらに私は会社への通勤時間が,1時間20分から20分に激減した。
イギリスの研究によると,1日の通勤時間が20分増えることで,仕事の満足度は給料が19%減るのと同程度の悪影響を受けるらしい。
であるならば,給与が57%増えたのと同じ満足感を得たことになる。
住宅の支払い費用と比べれば,帳消しにできる。
やってはいけない負債 4位 貯蓄額保険
掛け捨てでない貯蓄ができる保険。
これは住宅購入時の年末調整のやり方勉強会で,ファイナンシャルプランナーの資格を持つ人から,めちゃめちゃ薦められ,そうか,掛け捨てはダメだと思い入りそうになった経験がある。
が,入ってはいけないらしい。
なぜか。
貯蓄型といいながら,10年以上経過しないと,自由におろすことができず,また途中解約したら,返戻率が100%を切るという,解約が実質できない不利な条件であることが理由だ。
この世の中はトラップであふれているのか。
疑心暗鬼になりそうな記事である。
次はだれから搾取されるのか、恐怖である。
自分のお金は正しい知識で守っていきたい。
そう決意した盆休みの勉強であった。
▼▼参考図書▼▼