ラーニングピラミッドが示す最強の学習法について
ラーニングピラミッド
学習効率を表すピラミッド
あなたはラーニングピラミッドと言う言葉を知っていますか?
聞き慣れない方が多いかもしれません。
簡単にいうと、学習方法と各学習定着率について、ピラミッド状にまとめたものです。
ピラミッドの頭頂部が一番学習効果が低く、ピラミッドの土台部に近づくにつれて効果が大きくなる順に並べられています。
ここで質問です。あなたは、どんな勉強方法が一番効果が低いと思いますか?逆に、どんな方法が一番効率が高いと思いますか?答えを想像しながら、確認してみてください。
ワースト 1位(トップ オブ ピラミッド)講義 学習定着率 5%
まずは、効果が低い方法No. 1。
ずばり、『講義』です。
学習定着率 5%と驚異的に低い数値。
低い、低すぎます。
雨が降る前に低空飛行する燕もびっくりの低さです。100学んで5しか残らない、95は無駄。
つまり、僕らが高校で学んでいた授業なんて95無駄だったわけです。時間で言うと、一日 7時間授業を受けても、約20分間分しか定着しない。そりゃ、成績伸びないわけです。
時間泥棒って言葉がありますが、学校は時間泥棒になっていることを自覚した方がいいかもしれません。時間という財産を子供達から無自覚に奪っているのですから。
時間がこの世で最も価値が高いものの一つですから、それを無駄に奪うのは絶対にあってはならないと思いますが、時間は目に見えないので、簡単に奪われやすいです。
また価値を低めに見積もられてしまうもので、奪った側も奪われた側も気にする人は多くありません。
この世界に暇潰しなんて言葉もあるくらい。
さて、話がそれましたね。
授業が効率が悪い、ほとんど人が経験していることだと思います。
講義の大半は睡眠時間でした、てへって人は多いと思います。特に面白くない先生の話を一生懸命聞いても学習効果が低い。
苦行です。でも聞かないと怒られるなんて、ブラック授業です。
あんまり小出しにするのも時間の無駄で、ブラックブログになってしまうので、次を書きますね。
ワースト 2位 読書 (学習定着率 10%)
みなさん、この結果、どうですか?
僕的には意外でした。
読書って自発的な行動なのでもっと高いのかなあと思っていましたが低め。
けれど思い当たることはあるなあ。
参考書を読んだり、マークしたりする程度ではほとんど覚えていないよね、という経験はめちゃくちゃある!
ワースト 3位 視聴覚 (学習定着率 20%)
これは具体例がないとわかりづらい!笑
要は動画で学ぶと割りやすいって話だとそうです。
内容にもよる気はするが、例えば、授業で歴史を学んでも呪文のように聞こえるが、映画で学ぶと面白いし、記憶に残るよねって話です。
映像と音が記憶に残りやすいのは確か。
でも、間違っちゃいけないのは、講義の動画流したら意味ない!
4位 デモンストレーション (学習定着率 30%)
わかりやすい言葉で言うと実演を見るになりますね。
先生がやってくれる実験、工場に見学に行く、こう言ったことがデモンストレーションになります。
運動エネルギーと位置エネルギーの説明で教科書を自由落下させている先生がいたけど、あれは分かりやすい。
というか物理って自分の中に体験みたいなのがないと全然みにならないですよね。
熱容量っていう温まりにくさの指標なんて、めちゃめちゃ日常生活に関係しているけれど、実例ないと分かりにくい。
#なので説明しません!
5位 グループ討論 (学習定着率 50%)
グループ討論!
社会人になるまで実験結果の考察とかって誰とも相談したりしなかったけれど、これってめちゃめちゃ大事!
理由は、エピソード記憶として残るし、何よりあの時、あーいえばよかったって後悔するから、めちゃめちゃ記憶に残る!
自動復習装置を兼ねていると思います。
この辺りからピラミッドのパターンが見えて来ます。
6位 自ら討論する (学習定着率 75%)
この辺りで、そうかと皆さんお気づきですかね。そうピラミッドで、伝えたいのは、学習に大事なことは、自発的であることです。
自ら学ぶと言うのは本当に大切ですよね。
テスト勉強のための勉強と、社会人になってからの勉強とで、身につき方がこんなにも違うのは、この自発的であるかがめちゃくちゃ大事なポイントだと思っています。
頭いい人で受け身の人って見たことあります?
7 位(ベスト 1位) 他の人に伝える。(学習定着率 90%)
もう納得です。
そう、他の人に伝えることが一番学習にいいですよね。自分の思考の欠点にも気づくことができる。
他の人に教えるのが一番効率がよいのは、納得です。
これはラーニングピラミッドなんて知る前からよく言われていたのですが、みんな面倒くさがったり、時間の無駄だと思いやらないですよね。
でもこれがめちゃくちゃ大事だった。
人のために動くと自分のためになるってやつです。人生の教訓めいてますよね。
この発想がなかったなあ、学生時代。
一方で、人に教えることを、社会人になって驚くほどやります。人への説明を今までの人生では考えられないくらいにやります。
確かにそうすると身につくスピードが違う。
忘れにくいです。
記憶力がすごいね、とびっくりされることが多くなってきましたが、そもそも記憶力は悪いのを僕は知っています。
奥さんに頼まれた四個程度の買い物すらまともにできません。
しかし、仕事になると伝えるために考えるので、定着率がおのづと高まっているようです。
あとはあれです、グループ討論とも似ていますが、ときどき、あー、あの説明はまじで下手だったなーと恥ずかしくなり、夜叫びだすことがあります。
もしくは、下手くそどころか、間違っているなんてこともある。
そういう感情が動く経験、これをしているかどうかが記憶に刻むコツではないでしょうか?
#説明がうまいにこしたことはないけどね。
後輩への教育を面倒とか、自分が培ってきたものを提供することに対して物怖じしていると、自分が損することになるようです。
ここもオープンソース的な発想で、俺から色々学んでくれ、ってスタンスが結局、自分も人も得するのでしょうね。
最後に
いかがでしたかか?皆さんは普段、どういったピラミッド階層の学習をしていたでしょうか?
もし、あまり効率がよくない学習ばかりしていたとしたらチャンスですよね。
あなたは意識を変えるだけで、ガラリと頭がよくなる!
自発的に、と言うことがポイントですので、こう言ったブログで学んだことを発信するのもきっと学習効果が高いと思います。
アウトプットを意識したインプットが効率がいいとはよく言われていますので、ブログで書くために学び発信するというのは、かなりよさそうです。もちろん、コピペは論外ですが。
ブログを書くことのモチベーションにつながるいい理由が増えましてので、今後も頑張りたいと思います。
育児も子供に教える必要があるので、実は自分の学びに繋がりますね。
貴重な時間、お付き合い頂きありがとうございました。
決断が早い人に要注意な理由。トルク思考とスピード思考
決断が早い人は優秀!?
決断が早い人、レスポンスが早い人に持つイメージはデキる人だろう。
スパスパと返事が返ってくるのであれば超絶優秀!
そう思うのは自然なことである。
難しい問題に対してもずばずばっと決断する。
決断力が優れた人というのは、頭の回転が速く超人的な魅力がある。
僕の個人的な体験談だが、先日、決断が早くリーダーシップもそこそこある(ように見える)後輩が、このときはこうだからこうしますね、みたいな決断をかなりスピーディにしていた。
しかし、それが全く様々なケースを考慮していなかったので、待ったをかけたのだ。
「問題はそんなにシンプルじゃない。場合分けのフローチャートを使って、フローチャートに沿って進めて判断するようにするのが正しい。」
後輩の進め方がいささか短絡的だったのでそう指摘した。
そしてフローチャートは僕が作って(時間はかかった)この事態は終わったのだが、ここから学ぶべきことは、決断が早い=仕事ができるではないということだ。
確かに、なかなか決断できずに、「あーでもない、こーでもない」と考える人がいると、こいつは決断力に乏しく仕事ができないやつだ、と評価されがちである。
実際、そういう人と仕事をすると、それは考えても答えが出ない問題だから考えるだけ無駄だよなあというようなこともあるが、よくよく話を聞いてみると色んなケースが頭に浮かんでおり、悩んでいることが多い。
何が言いたいかというと、つまり、この経験から学んだことは「決断が早い人間は必ずしも頭がいいのではなく、物事を深く考えていない」場合もあるということだ。
もっというと問題の一部分しか見えていないので、決断が自ずと早くなっているケースがあるということだ。
こういうと、決断が早いことがデメリットのように聞こえるかもしれないが、もちろん、決断が早いのには価値があることも真実である。
しかしいつでも”決断が早い人”=”頭が良い”と思い込んでしまうと先ほど述べたように物事を深く考えていないケースがありとても危険だと思う。
一方で、決断が遅い人を頭の回転が遅く能力が低い人と判断してしまうことも同様に危険である。
トルク思考とスピード思考
エンジニアリングをかじったことがある人間であれば、トルクとスピードはトレードオフであることは常識だと思う。
例えば上下するエレベータのようなもので、スピードを速めるとトルクが小さくなるので沢山の人を運べない。逆にゆっくり動作させると沢山の人を運べる。
これは思考についてもいえると元ガイナックス社長の岡田斗司夫氏が話されていて面白かったので紹介する。
概要は深い思考をするために思考のスピードをわざと遅くするのだそうだ。
思考のスピードを遅くすることで意識的に深い思考にする。
これを文章を書くことで実現するそうだ。
類似の話で、スローリーディングという概念もある。
時間のないビジネスマン界隈で人気の速読の真逆である。
ゆっくりと考えながら本を読むこと。
個人的には、力になるのはスローリーディングで、必要なライトな情報を効率よく取得した場合のみ速読は役に立つと感じている。
スローリーディングの方が力になることや読書の面白さに気付くことができる良例として下記の『わかったつもり』という本があるので紹介してブログを終える。
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#はてなブログで教えて キャンペーンの優秀賞記事に選んでいただきました!
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#エンジニアのキャリア
部門で投稿していた下記の記事を選んでいただきました。
エンジニアといえば、新規技術、製品を開発するエンジニアのイメージが多い中で、生産技術というエンジニアがいてどういう仕事をしているのか、そこを説明したことを評価してもらったと思っています。
これからも可能な範囲で、生産技術の仕事紹介を可能な限りで続けていきたいと思います。
自分の仕事をブログのネタにできるというのは非常に強くて、仕事を一生懸命やればやるほど、ブログのネタができるので仕事が忙しくてブログのネタを探す時間がない!というリスクを避けることができます。
あとはブログのことばっかり考えて本業がおろそかになるのを回避できるメリットもあります。
なので本業をブログネタにするのが最強コスパだと思っています。
内容の説得度も段違いですよね。
僕が株や政治、歴史の話をしたところで、メーカのエンジニアはその手の分野は専門外です。
なのであれば、専門分野の記事を書き、人々に説得力のある記事を書く。
それが自分ができる一番高濃度の記事を算出できる方法だと思います。
でもそれだけだと息が詰まるので、適当な楽しい記事も更新していきます!
とにかく選んでくださったエンジャパンの方、株式会社はてなの担当者様、ありがとうございました!