サピオセクシャル診断!高い知性に惹かれる人
「知性」に対して性的魅力を感じる人々について
「サピオセクシャルってよく聞くけど、なんだっけ?」
→この記事内のサピオセクシャルとは?が役に立ちます。
「もしかして私もサピオセクシャルかしら?」
→この記事のサピオセクシャル診断テストで調べることができます。
目次
- 「知性」に対して性的魅力を感じる人々について
- サピオセクシャルとは何か?
- 高い知性に性的魅力を感じる人
- サピオセクシャル診断テスト
- あなたもサピオセクシャルかも!?簡単チェックテスト
- サピオセクシャルはどれくらいの割合でいるのか?
- 1~8%がサピオセクシャル!?女性に多い傾向あり。
- サピオセクシャルは刹那よりも永遠を大事にする。
- 普遍的価値を大事にする。
- エリート学生の方が性的好奇心が強い
- エロが世界を変える!
- 知性が高い人間は,健康的で子孫繁栄する。
- 知性が高いとよい判断をする。
- 知性的な人はブラックジョークを好む
サピオセクシャルとは何か?
高い知性に性的魅力を感じる人
最近よく耳にするサピオセクシュアリティとは、相手の知性に性的魅力を感じる人々を指します。
つまりは、頭がいい人にドキドキしちゃう人ということです。
似た言葉にサピオロマンティックというのもありますが、同じ意味です。
近年,ダイバーシティ(多様性)の重要性が叫ばれ、LGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー)と様々な性のあり方について少しずつ理解が拡がっていると思います。
一方で,まだまだ理解されていない性のあり方があるのは事実である。そこで、今回のテーマは,『高い知性に惹かれる』と共通点を持つ、サピオセクシュアリティとサピオロマンティックについてこのブログで説明したい。
類似テーマの記事を、過去にも取り扱ったのでここで、ご紹介。
知性が高い人間というのは,サピオセクシュアリティやサピオロマンティックの人々だけでなく,シンプルにモテる。ご興味のある方は、過去記事をご覧ください。
詳細は↑の過去記事を見ていただきたいが、結論だけを述べると、知性が高い人,つまり地頭がよい人間というのは,未知の問題に対しても有効な対策を打てるので生存能力が高い。生存能力が高い人間は,生物的に求められるので異性から人気が出るというのが過去記事の結論だ。
さて,そんな知性が高い人を,より求めるセクシャリティの人々がいる。
まずは,あなたがサピオセクシュアリティ((知性が高い人にどれくらいドキドキするか)は、以下のテストで簡単に診断できる。
サピオセクシャル診断テスト
あなたもサピオセクシャルかも!?簡単チェックテスト
- 知的で深い会話で興奮しますか?
- 好きな相手の条件として頭がいいことを最も重要視しますか?
- 熱い議論を繰り広げることは官能的なマッサージよりも興奮しますか?
- 人生に対して論理的,かつ洞察力に富んだアプローチを持つ異性が大好きですか?
- 人に魅力を感じるのは,その人が機知に富んでいて好奇心が強いかで判断しますか?
- 有名俳優のように,外見がよくても優れた知性がなければ魅力を感じることはありません。
- 表面的な共通点のある人と繋がるよりも、複雑な議論を交わすことができる人とのつながりを熱望しますか?
- 愚かな判断をする人や論理的ではない行動をする人にとても苛立ちを覚えますか?
- 最も美しく魅力的な人々とは.知性的で洞察力のある人たちのことですか?
- 雄弁でかつ流ちょうに話せることは健康的に鍛錬された肉体よりも大事ですか?
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サピオセクシャルはどれくらいの割合でいるのか?
1~8%がサピオセクシャル!?女性に多い傾向あり。
西オーストラリア大学のジル・ジニャック博士は,成人383人を対象としたサピオセクシャルについての研究結果を発表している。研究では18〜35歳のグループにおいて,1〜8%がサピオセクシュアルと診断されたと報告している。ただし、IQ100未満の被験者は不参加であったため,実際のサピオセクシュアルの割合とは異なる可能性が高いようだ。しかしながら100人いれば数人は存在するといった結果は,ほぼ変わらないだろう。日本でも100万人程度はいるようだ。 また,サピオセクシュアルには女性が多いとも言われている。それは,クリエイティブな男性が社会の問題を解決し,成功をおさめ経済的に裕福な傾向があるからというのも理由の一つだろう。子育てを考えれば,経済的な裕福な重要である。よく女性からも結婚と恋愛は異なる。結婚するからには年収が必要という声も聞こえる。甲斐性のない人に魅力を感じない。そういった人は多い。
また,過去記事にも記載したが,知性的な男性は生存能力が高いので,本能レベルで女性からモテるのだ!
サピオセクシャルは刹那よりも永遠を大事にする。
普遍的価値を大事にする。
サピオセクシャルの意見で,外見というのは時間とともに劣化するが,知性は基本的には永遠である。時間が短いものより永遠のものに惹かれるのは自然の流れだと主張している。この話を聞いて思い出した心理テストがあったので紹介する。
あるカフェに一人の男性がいる。
男性はコーヒーを飲みながら物思いにふけっているようだ。
男性はこれからのことを考えているようだ。
彼が考えていることは・・・
この・・・を考えることが心理テストだ。あなたはどう考えたか?具体的に考えてから続きを読んでほしい。
モテるにはユーモアや親切さが大事!
モテるにはユーモアや親切さを持て!
あなたはモテるには何が大事だと思いますか?
やっぱり顔が一番大事?
アメリカロチェスター大学や英スコットランドにあるアバーテイ大学の研究が明らかにしたのは,女性がパートナーに求めるものは顔ではなく,ユーモアや親切でした。
- モテるにはユーモアや親切さを持て!
- 面白い人はモテる。
- イケメンはモテることの科学的根拠。
- イケメンに勝つためにフツメンがとるべき作戦。
- ユーモアを持つことが大事。
- ユーモアが分かるパートナーも必要。
- IQが120あるとモテる。
面白い人はモテる。
▼知性とユーモア
面白い人はモテる。
お笑い芸人が美人女優と結婚する。
街には美女と野獣カップルなどど揶揄されるカップルが少なからずおり,端から見たら不釣り合いと思える(大きなお世話ですよね。すいません)
カップルがいる。こういったケースがあると、面白いやつはやっぱりモテるんだ、となる。そして,これは科学的に一理あるらしい。
イケメンはモテることの科学的根拠。
▼イケメンは健康である。
まず,イケメンがモテるのは周知の通りだが,まずはここから確認していく。
イケメンがモテるのにも実は科学的な根拠がある。
モテる要素には様々なものがある。
その代表的なものが”健康であること”だ。
鍛えている男性がモテるのも健康であるからだ。
見た目が若い女性がモテるのも外見から健康であることが分かるからだ。
さらに,端正な顔立ち(左右対称の顔,黄金比)な人がモテるのも同じ健康であることが理由だ(これは諸説あり。良い遺伝子仮説が間違っているという結果もある。)。
顔の対称性が崩れるのは、栄養不良や感染症,遺伝子変異などによって成長中に生じる問題が原因と推測する説がある。
顔の対称性の度合いは、その人の健康状態や病気からの回復力,つまり環境や遺伝子問題への対応力の指標になるのではないかと推測されているのだ!
意外と奥が深い,顔の話。
イケメンに勝つためにフツメンがとるべき作戦。
▼イケメンより親切なフツメンの方がモテる科学データ。
イケメンが健康体であることにより,モテるという生物学的根拠を示され,イケメンに圧倒的敗北感を味わったが,フツメンにもチャンスはある。
人生とはいつも必ず勝つための方法を求める者には,きちんとその方法が残っているものだと常々思う。アメリカのロチェスター大学で行われた研究が我々に親切であれと教えてくれる。
まずは,研究結果を紹介する。ロチェスター大学で行われた実験では、参加した202人の女性が,親切な男性を全体的に魅力度が高いとジャッジした。さらに,イケメン(親切ではない)と親切な普通の人を比較したときに、”親切な普通の人に価値がある”と評価しているというのだ。この結果について、研究者は
『子育てにふさわしい能力を持った男を選別するため、女性は他人に優しくできる男性を好むように進化した』
と分析している。
親切にすることは,生まれつきを言い訳にできない。
親切は努力でなんとでもなる。
親切にすればあなたはイケメンに勝つことができる可能性がある。
ありがとう,ロチェスタ大学。
ただし,残念なことに,イケメンが親切だったらかなわないという事実もまた受け入れるべきだ。
ユーモアを持つことが大事。
▼ユーモアが生み出す人間的魅力。ユーモアを持つためには。
モテるために,親切であることと同じくらい大事なのがユーモアがあることらしい。
これも、様々な研究で証明されている。
ユーモアがある人は,遊び心がある人である。
遊び心がある人は,クリエイティブな人である。
クリエイティブな人がモテる科学実験として,以下のようなものがあるので紹介する。
英スコットランドにあるアバーテイ大学の心理学者クリストファー・ワトキンス博士の研究チームの実験では,参加者らに複数の男女の写真を見せて容姿のみで人気の格付けを行った。そのあとに,創造性を示すような手がかりを示した。
手がかりは二つ。
まず一つ目は,シュルレアリズムの巨匠ルネ・マグリット氏の絵画作品「恋人たち」を見て考えたことを100字で表現した文章である。この作品に内容は,白い布で頭を覆った恋人たちがキスをする様子を描いたものである。
二つ目は、それぞれの顔写真にありふれた日用品,例えばタイヤなどの新しい使用方法ついて書かれた回答が添付された。この結果、容姿で人気がなかった男性についても,創造的な一面を示すことができた場合に,人気コンテストの順位が大幅に上がることが分かったのだ。クリエイティブな人達がモテる理由は、クリエイティブな人ほど生存能力が高くなるためと分析されている。
クリエイティブな人は自分で考えることができる頭の良さを持つ。
学歴云々ではなく地頭がよいという意味でだ。
地頭がいい人は、戦略的に仕事をする。
例えば,こういった条件の場合は,~というように対応するといった考え方ができ,知識ばかり頼らず,答えを知らない未知のものにも対応する。
この点は,大前研一氏の『「知の衰退」からいかに脱出するか?』にも記載がある。
地頭が悪い人間というのは,知識が不足しているだけですぐに考えるのをやめる。
地頭がいい人間というのは,前提条件(境界条件)を共有した上で考え答えの範囲を絞っていき解決できる人間だという。
こういった思考パターンを持っている人間は,その境界条件され修正すれば,どの分野でも応用が利く。
現時点で知識を持っているかどうかは重要ではない。
こういった地頭の良い人間は,困難な課題にも必ず解決策または皆の納得解を見出す。
そのため、どんな業種でも大概成功する。
そして、社会的地位が高くなる。
社会的な地位とともに、金銭的な余裕が生まれる。
金銭的余裕が、余裕のある人格を形成する。
余裕のある人に、人は集まる。
人が集まったときに,ユーモアで周りを楽しませる。
人望を集める。
こうして、社会で上手く立ち回ることができ、安定した経済活動を続けることができる。
これが困難な境遇でも地頭の良い人間が生きる残る可能性が高い理由である。
ユーモアが分かるパートナーも必要。
▼理解者のいないユーモアなど価値はない。
先の話でユーモア,クリエイティブ,地頭の良さがモテるために大事なことを説明した。こう説明すると,ユーモアが大事だ!ユーモアがあればモテるんだ!人生うまくいくんだ!と鼻息を荒くされた方は少し冷静になっていただきたい。
実は,モテるためのユーモアには付帯条件がつく。
ユーモアがあるというと、お笑い芸人的なイメージされがちだが,お笑い芸人のお笑いとは少し求められるユーモアの形は異なる。
お笑いはお笑いで知的だが、モテるには笑いのセンスが相手と合うということが大事。つまり笑いを共感共有できる相手が必要で、笑いのつぼが合うことが大事なのだ。
相手とユーモアセンスが合って初めてモテる。
当たり前と言えば当たり前の結論か。
さらに長期間、いい関係を維持するは、この笑いのつぼが合うというのがものすごく関係しているのだ。
元々相手の顔が好きという理由で付き合われた方は、一度パートナーと笑いのつぼが合うかどうかは確かめた方が良い。ましてや、結婚前であれば尚更だ。
(お節介ですね。すいません。)
とくに、二人で何かをしながら笑い合うことが大事だ。
この人と一緒にいると楽しいと思わせることができたら、付き合うことができる確率はグンっと上がる!らしい。
IQが120あるとモテる。
▼西オーストラリア大学の驚くべき研究結果
ちなみにユーモアによる知性とは別の観点で、IQが高い人がモテる結果がでている。しかも、IQ120くらいが一番モテるらしい。ピーク値がある。
IQが高すぎても低すぎてもダメで、120がモテるらしい。IQは生まれつきのものと思わがちだが,実はある方法で7~8向上させることが可能だ。それは楽器の演奏である。
あなたもここに記載された科学的にモテる理論で,意中の相手といい結果になるように健闘を祈る。
過去記事にIQ とモテの関係についてまとめているので興味がある方はぜひ!
正解で解決できない問題は”納得解”で解決すべし。
納得解で解決!社会を生き抜くのに必要な思考法!
正解のない問題たち。落とし所はどこにあるのか?
あなたは「正解」を出すことに固執していないでしょうか?
正解主義の代表格である”学校”で長らく学んだ経験が、我々の頭を固くしているのかもしれません。
正解主義では答えは一つ。
そう教えられてきました。
そのため、あるべき答えを導きだせなかった場合はバツをつけられていました。
学校とは社会へ出るための訓練施設の役割を果たしている部分があると思います。
しかし皮肉にも、その訓練施設である学校という特殊な環境下にいることで、正解主義の競争に慣れてしまうと、本番であるはずの社会で生き抜くために必要な能力を伸ばすことができなくなるのかもしれません。
つまり、社会の大半を占める”正解のない問題”へと取り組む力が十分に鍛えられないばかりか、むしろ弱まってしまうケースもあるように思います。
正解がいつも必要なわけではない。
僕自身の経験について語らせていただきます。
学校から社会に出て色々と学び直す中で、"皆が納得する答え”があれば正解は必ずしも正解ではなくて社会は回るという考え方で、多くの成功体験を得られたことがありました。これはものすごい成長体験に繋がったと思います。
逆にいえば、納得解を出して前へ進むという仕事のやり方でうまくいく体験をせずにいたら、僕はいつまで経っても頭でっかちのまま、ほとんどの仕事を先へ進められていなかっただろうと思います。
あなたはどうでしょうか?
正解を出すことに囚われすぎて、全然仕事が進まない、身動きがとれないなんて経験はありませんか?
完璧主義、正解主義。
これら社会に出たときに良い意味ではなく、むしろ悪い意味で使われることの方が多いです。
仕事はとにかく進めてみんなが納得できるレベルの結果を出すことが大事です。
ある程度の合格点が取れればOK、という完了主義の考え方で取り組むことが本当に大事です。今日はそんな話のテーマとして、納得解の説明をさせていただきます。
目次
今回のブログを執筆するにあたり下記の本を参考にさせていただきましたので紹介させていただきます。
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○×問題の弊害。無理ゲーに気づかない人々。
社会で働く、仕事をするということは、テスト勉強のように正解がある問題に取り組んでいるわけではありません。
もちろん仕事の内容によっては、○×が明確に決まっているものも中にはあると思います。
しかし、そのようなものは一般的に価値が低い、いわば誰でもできるような事務作業のようなものが大半となります。
つまり、価値が高い仕事ほど○×ゲームではありません。
○×問題の正解を見つけるゲームは価値の高い仕事ではありません。
では価値の高い仕事とはどんなものなのでしょうか?
それは正解がないものです。
正解がなく、やってみるしかないものです。
だから、そもそも正解を探そうと考え行動することが生産性の悪さに繋がってきます。
正解がないものに対して正解を探すということをするので時間がかかる、いや、もっといえば永遠に正解などが見つからない無理ゲーをしていることになります。
しかしこういうとちょっと誤解を生みそうなので少し補足しますが、正解はないものの不正解であることは分かるケースもあったります。
つまりはこうやれば確実に失敗するよね、みたいな再現性の高い不正解ですね。
これは確実にあるので今は正解の方だけでフォーカスして話を聞いてください。
正解はないので、正解を探す時間は役に立たないし、結局遅れをとるだけで時間だけが浪費されるという結果となります。
では問題に直面したときにどうすればいいのでしょうか?
それはビジネスで関わる関係者らが、僕の説明を聞いて納得してくれるかどうかが大事なビジネス要素であると頭を切り替えることから始まると思います。
つまり正解ではなく、納得解で人を巻き込み仕事を進めていけるかどうかという点が非常に大事です。
正解なんてない。
あるのはいくつかの確実な不正解と、決めたやり方を圧倒的な努力で正解にするかの選択肢しかないのです。
こういった思考は生まれ持った才能ではなく経験から身につくものと思っております。
今日はそんな納得解について説明させていただきます。
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納得解とは?
納得解の必要性。
そもそもさっきから言うその納得解って結局イメージわかねえって皆さんも実はもうすでに経験済みだったします。
ほら、よく関係部門の”落としどころを決める”なんてセリフを使われないでしょうか?
納得解とはまさにこの”落としどころを決める”ことだと僕は考えています。
さて一般的にはどうか?
納得解の定義は,
未検証だが、納得できる「解」。正解のない課題での解決案。
引用元:Hatena Keyword|納得解)
とされている。
まさに先の例である。
しかし、納得解が有用である場面は,ビジネスの世界に限った話ではありません。
友達関係でも普通に起きる話です。
なので友人関係を通じても、実はこの思考力は鍛えられるのかもしれません。
しかし僕は深い交友関係や衝突などを避けて生きてきた人間だったので、社会人になる前の人間関係の中で、納得解を考えるという発想を身に着けるに至りませんでした。いやはや、集団の中で生きることは本当に大事ですね。
正解のない課題は、世界にあふれている。
世界にあふれているなんて言うと大げさだといわれるかもしれませんが、正解が出せるものの方が少ないし,正解があるものは多くの人が正解が出せる世の中だと思います。(正解があるモノに対して正解を出すことには、みんなができるので希少性は乏しく価値がないと判断されるのが世の中です。)
正解が出せないものに対して、どのように考えて納得解を出すのでしょうか。
これが社会人として求められる能力の一つだと思います。
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700分の800問題
正解主義,前例主義,ことなかれ主義
そんな納得解という考えを学んでいない正解主義の方には少し難しい問題があります。
通称、700分の800問題と呼ばれるものです。
概要はこうです。
東日本大震災のときに,支援のためにパティシエがロールケーキを700個準備しました。そして友人にそのロールケーキを託したが,被災地の避難所に友人がロールケーキを持っていくと受け取りを拒否されたとのことです。
なぜか?
その理由は避難所には800人いてケーキが700個だったからだそうです。
それが理由!?
ズコーってこけてしまいますよね。
避難所の担当曰く、
「一人に一個を渡すことができない。人数に対して100個も不足しているものは受け取れない。」
これが拒否の理由とのことです。
これを笑えるのならば救いがあるのかもしれない。
笑えないのであれば時すでに遅しなのかもしれません。
これは正解だけを出すことに慣れ親しんだ弊害であると『藤原和博の必ず食える1%の人になる方法』の本に書いてありました。
この『藤原和博の必ず食える1%の人になる方法』については過去記事でも何回か取り上げているがものすごく良書で学ぶことが多いと思います。
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こんな先行きの見えない時代には複業がお薦め的な話。↓
1万時間でプロレベルの能力になるのか?
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さて話を元に戻しましょう。
この愚の拒否判断をしたのが実はこの避難所の代表であった教頭先生だったというのです。
もちろんこれは学校の先生を悪くいう目的ではないです。
が,一般論で言えば,学校とはまさに正解主義,前例主義,ことなかれ主義の総本山です。
私自身,テスト勉強が得意だったので高校生活は優等生扱いでした。
しかし,高校卒業後,大学生でバイトを始めると,テスト勉強の能力がいかに狭い領域の評価であったかを目の当たりにしました。
つまり、優等生でちやほやされていた僕に使えない阿呆のレッテルを貼られた時期があったのです。
そこで自分がいかに社会では役に立たない人間かと思い知り、そこから少しずつ少しずつ経験を積み,色んな能力について軌道修正をして(してもらい)やっと三十半ばで少しまともな人間になってきたと思っております。
こんな昔話を思い出していたら,山崎将志氏の著作に,『残念な人の思考法』という本があったのを思い出しました。
新人時代に読んだのですが,本に書かれていた残念な人というのはまさに自分のことでグサグサと言葉が刺さりまくった記憶があります。
学歴は悪くない。
しかし,無駄なことばかりしている社会人だったのです。
その原因のひとつに,納得解という柔軟な考えが欠如しており,ありもしない正解を追い求めていたり,目的と結びつかない仕事をしていたというのがあります。
今思い出しても恥ずかしいです。
これが残念な人になる要因だったと思います。
それをまっとうな社会人になるように導いてくれたのは当時の厳しい諸先輩方たちに他ならないのだと思います。
色々大変な思いもしたが,結果をみれば感謝しかないです。
たびたびの脱線すいません。
話を戻します。
なぜ学校の先生,しかも教頭先生というリーダー的存在が,こんな判断をしてしまったのでしょうか?
僕が思うに教頭先生は社会経験がないので納得解でうまくいく経験をしてこなかったのが大きいのだと思います。
学校の先生は社会人を経験せずに学校を卒業したら学校に就職するのでいわゆる社会人経験を積んでいないんですね。
あれだけ学生に対して社会に出たら~と偉そうに語ったりしますが、大半の先生は大学社会人経験がないので基本経験談からは語っていないのです。
そりゃ、社会人で必要な能力が低い可能性が高いよね、っていう話ですよね。
加えて先生からの評価というのは、四則演算で言うと引き算の考え方というのも問題だと思っています。
つまり理想の先生像というものがあり,その正解から外れるような人は不正解として評価されてしまう評価制度が成長のチャンスを奪っているのだと思います。
学校の先生の成果というのがそもそも数値がするのが難しいので、先生たちの得意な部分の才能で結果を突きつけ上司を黙らせるといったビジネスシーンでよく見る若き成功者たちが取る作戦も取れないわけです。
こうなると上司が思い描く正解に沿った仕事の進め方にならざるをえないのです。
そうしなければ,出世は望めないからです。
こうした背景から,正解主義,前例主義,ことなかれ主義が蔓延した世界で生きるのであれば,このような状況で融通を聞かせる,納得解を導きだすという思考にはならないのでしょう。
これは生まれもったものではなく後天的なものであり学校では求められない能力だと思います。
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納得解を出すためにどう取り組むだろうか?
ロールケーキをどうやって不満がでないように配るか?
では、あなたならどうするでしょうか?
ぜひ700分の800問題に取り込んでみてほしいです。
800人に700個のロールケーキを配る方法は,いくらでもあると思います。
『藤原和博の必ず食える1%の人になる方法』の中では、一例としてそもそも全員がロールケーキを食べたいわけではないから,欲しい人だけというアナウンスだけでも十分だったのではないか?と書かれています。それも一つの回です。
こういったそもそも700個で足りたのではないか,といったこと加えて,他の手段としては700個を半分にして1400個のロールケーキを作り全員にとにかく配るという作戦もありだと思います。
そして、残った600個はゲーム性を持たせて配布するなどの案もあったのではないかと思うのです。
関係者がある程度納得する答えを提示する、こういった能力は,社会で生きる上で非常に重要であるが,社会人を養成するはずの学校では皮肉にも鍛えられないか、むしろ成長の阻害となっているようなのです。
未来の社会で要求される納得解を出せる力
正解の価値は小さくなっていく。
子供を持つ親の身として,子供の教育を学校だけには任せておけないと、このエピソードから学びました。
社会で起こる問題に対して対処していく能力を身に着けることこそ、教育であるとも思います。
社会でたくましく生きていく力、それを身に着けさせるには、今の学校教育では心もとないと思います。
教える側の人間にその能力が身についていないからです。
社会人未経験者に、社会人とは何かを語らせても説得力はないのは自明の理です。
食っていく力を身につけさせる。
そのための正解はないが、根本的な考え方は子供に教えてあげることができると思います。
例えば下記の三箇状なんかは子供に教える教育内容として非常に重要だと思っています。
- 正解はない。努力で自分の選択を正解にすることが大事だ。
- 色んな力を身に着け、自分の市場価値を上げる。
- 人は成長できる。
加えて、最近心に響いた言葉にこんな言葉がありますのでご紹介します。
『会社は個人の幸福を考えてはくれない』
という言葉です。
これも正解がない問題ですよね。
人によって幸福の形は様々で、だからこそ、自分が幸せを感じて生きていくためにどうしたらいいのか、自分自身で納得解を見つける必要があります。
納得解を考える能力は、自分の幸せ、生き方について考える力でもあり、とても大事なものです。
本ブログで参考にした本で深く学ばれ、皆様にとっていいきっかけとなれば幸いです。
子育てについてのブログ記事も書きました。これも納得解を学ぶ上で大事な視点だともいますので、関連記事として挙げておきます。
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